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2010.02.14
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カテゴリ: 食の歴史
130 「中世ヨーロッパ 食の生活史」 
ブリュノ・ロリウー Bruno Laurioux (吉田春美訳)
原書房 305頁¥2800 2003.10.4 初版第1刷発行
原著題 Manger au Moyen Age

[目次] 

序文

第1章 中世の味覚
第2章 自然の制約
第3章 食糧供給の条件

第5章 文化の規範
第6章 食べ物のモデル
第7章 食事、社会的な行為
第8章 テーブルマナーとサーヴィス
第9章 料理

結び
付録
訳者あとがき

[内容]

ヨーロッパでは、西ローマ帝国の滅亡した紀元476年から
東ローマ帝国の滅亡した1453年までの約1000年の間を

食材、料理、飲み物、食器、食の環境、規約からテーブルマナーまで
さまざまなことを総合的に再現した本です。

[感想]

 世界史というと王侯の系譜や戦争の年代を覚えさせられた記憶が
甦りますが、それぞれの時代に人々が実際はどのように暮らし、


この本でみつけた興味深いこと;

1. 中世の家には一般に食堂はなかった。食事は一日二食だった。

2. パリではワインが高価だったので、貧しい人はセルヴォワーズ
というビールの元祖のような飲み物や、シードル(リンゴ酒)、ポワレ(梨酒)を飲んでいた。

3. ナイフは普及していたが、フォークは貴重品だった。
  公爵夫人でも1本しかもっていなかった。

4. 農家でみつかる唯一の金属性容器はフライパンであった。
  焼き網や焼き串など直火で焼く道具はほとんどなかった。

5. 王侯の家でワインが出されるときは、守衛、酌をするエシャンソン、
 ソムリエ、助手が列を作って食事の部屋に入る。誰がどの容器を
 もって入り、どこへ立ち、容器をどこへ置き、どのようなステップをへて
 最終的に主人にワインが供されるかは、バレーのように儀式化されていた。
 それは、主人が毒殺されるのを防ぐためであった。

6. ローマの農学者が軽蔑していたライムギが、中世欧州では登場が
  遅かったが、それはケルトの北西ヨーロッパから広まった。

[頁のかけら] 

○ 略

 ****************************************************
 ランダム読書日記 
  by 行道はるか YUKUMICHI Haruka (2010.2.14. No.130)






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Last updated  2010.02.16 07:08:51
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