男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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July 8, 2024
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カテゴリ: 六弦黙示録
巷で密輸事件が囁かれる中、ハカランダについて語る会。
実際にどうなのかという話です。

伝説的なヴィンテージギターに採用されていた材だから採用されることで、当時の良さが体感出来る
独特の粘りと硬度があり、分離感と温かさがある理想的なトーンに仕上がる
値段程の意味はない。見栄や装飾なだけ。
業界の戦略で儲かる為の策略でしかない

これに関しては他にも色々言われているとは思います。

材料だけに着目すれば確かに  ​“ハカランダ採用 = 音が良い”​ にはならないとは思います。 これは他の材にも言えますけど、木材には個体差や特性があるので、組み合わせた時にどういった音になるのかをイメージして、それに合うように選定したり調整しないと良さは引き出せないはず。また、作り手がイメージした音をカタチとして具現化出来るかが肝になるので、ハカランダの良さを生かすも殺すも職人次第だということです。

ギブソンで言えば、それこそ黄金期の1950年代では手作業でアーチを削ったりと職人のハンドメイドで匠の技が光った中、今では良くも悪くも機械によるオートメーション化があり、精度こそ今の方が上なはずせすが、音に関して言えば感覚的なものもあるので人間の感覚的な部分まで機会が行うことは難しいところです。

料理で例えれば超高級な食材だとしても料理人次第で良くも悪くもなるのと同じだと言えます。
それ以前に購買層からすれば性能以前に見た目が良くないと購買意欲は沸きませんよね。

・味は抜群に旨いが見た目が汚い弁当
・性格は最高だが見た目がどうやっても受け入れられない異性
・乗り心地が最高だけど見た目が格好悪いクルマ

例えはですけど上記で大金払う人は少数派かと思われます。
ということで結局のところ見た目重視な世の中なのです。それが人間の性で業者の販売戦略。
そういった意味でハカランダは希少性や見た目の良さ、噂に騙されている感は否めません。







とは言え、そんな戦略にまんまと引っ掛かっているのが俺。写真はkigoshiのシンラインですが、材の特性を活かして作られたギターってのは他とは比較できない個性を持ってます。コンプ感や分離、倍音成分の乗り方が豊潤で非常に心地良い音です。特にハカランダネックは音の響きがまるで違うので、これで意味が無いとか言われちゃうと悲しくなりますね。ただ、それを金額で表した場合に相当な価格差があるのも事実。弾き手がどこまで追求するかで価値は決まるとは思います。

高いことは高いんですが、個人的にはこういう良いギターに触れると “ハカランダ最高だな” と感じてはしまいます(苦笑)

そういう世界なので楽しめればそれが正解ですね♪





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Last updated  July 10, 2024 09:55:19 AM
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