October 7, 2026
XML
カテゴリ: 六弦黙示録
その2:物理的な傷、塗装の剝がれの演出
①使い込むことで薄くなったボディエルボー部分やネック裏の塗装ダメージ。打痕について。

まず根本の考え方として『弾き手をイメージして傷をつける』が正解です。
弾き手がギターをどの位置に構え、どんなアクションで生まれたものなのか。傷1つ1つのストーリー性が重要です。
『どういうこと?』となるかもしれませんが、分かりやすく言えば、『弾くときに触れない箇所に傷はつかず』という感じ。
何の根拠もない場所に、ただ無意味に傷を付けただけではリアリティがなく格好悪いです。

■ネック裏の強烈な使用感を演出




一定のポジションを弾き続けることでネック裏の塗装が剥がれてしまった姿を演出。まずはスクレーパーで塗装を遠慮なく大胆に削り落す。その後にヤスリで平面に均したら着色ワックスで汚しを演出する。最終仕上げは剥き出しになった木部を鬼の様に磨く。すると木部は次第に艶を取り戻し、最終的には塗装面と見分けがつかない程度まで艶が回復する。色味に不満があれば再度着色し同じ工程を繰り返す。

②細部の仕上げについて


けた傷の断面に着目してください。それが新しい傷なのか、それとも昔なのか。どうなのか。。。

特に剥がれた断面は衣類などで角が取れ、絶妙に丸くなっていきます。この塗料厚の変化を物理的にヤスリ等で削って演出します。

新しい傷 :傷をつけてそのまま。
古い傷の演出 :傷をつけて断面を削る。ステインなどで露出した木部の汚れを演出。   

年齢の違う傷を重ねることで傷の新旧を演出。
これを満足いくまで無限に繰り返します。



次回:10月10日 更新





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  October 7, 2026 06:00:04 PMコメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: