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宮古島に移住して
牛馬の水飲み場
今の宮古島は沖縄県内でも一番と言っていいくらい水があり、水不足・給水制限もあまりありません。
川は1本もないんですが、島の地下にダムを築いて地下水を貯蔵し、組み上げているからです。貯蔵水の水質悪化の懸念もありますが・・・。
(詳しくは7月14日のブログ「地下ダム」を参考に
してください)
地下ダムができるまでは、逆に沖縄県の中でも最も水の確保に困った島でした。
海岸近く(多くは急な崖を下って行きます)にある湧水場まで汲みに行っていたと言います。
(事例は9月21日のブログ「断崖と海」を参考に
してください)
そうした場所の一つが大和井(ヤマトガー)です。1720年ころ作られたと言われていて、大規模な石組みと樹木の根っこは圧巻です。
水が枯れた事がないため、琉球王府の役人が占有していました。
(写真の更に下へ降りて行くと水が湧いています)
一般住民は隣の湧水場を使ったと言います。
でも、今日の紹介は人用ではありません。
道路を挟んだ向かい側に牛馬専用の飲み水場があったんです。
人用の水場に苦労していた当時、牛馬専用というのは極珍しいという事です。
一方で、当時はそれだけ労働力としての牛馬が大切だった証しでもあるでしょう。
牛馬での耕作が激減して忘れられ土砂に埋まっていたのを発掘・整備して、今は文化史跡として大事に保存されています。
念のため説明文を大きく表示しておきますので、参考にしてください。
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