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きょう、しあわせなのは 散歩のとちゅうで猫に出逢い触れたから やたら多弁な猫で そのあと、ずっとニャアとなきながら 人のあいだをすりぬけて云った きょう、しあわせなのは 散歩のかえりに犬に出逢い触れたから とても大きいのに おとなしく座っていた茶の瞳をもつ子 僕は怖くないよと言っていた きょう、しあわせなのは 約束もしてなかったのに君に会えたこと 打ち上げ花火を まだ温かいアスファルトの歩道に座り さっきまで一緒に見上げていた 今日のしあわせを思い出しながら 愛しいきょうにピリオドをうつ あしたもしあわせだと言えるようにと。
2012年08月11日
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君は小さな島に一人住む人 私も小さな島に一人住む人 意味のある偶然を 重ねる度に 二人の島は一つになっていく 「大きな地殻変動!」 繰り返す季節の途中で 繰り返す月の満ち欠けの中で 二つの島はゆるりと一つの塊になった 私は君に属して 君は私に属す 無人島にひとつがいの息吹 その無人島を「永遠」と呼ぼう。
2012年08月10日
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朝、君の声で目が覚める そのおはようは あたしの好きな淡いすみれ色 朝一番に聞く人の声が 明日も君でありますようにと あたし今日も願っています 朝、君の声で目が覚める そのいちにちは あたしの好きな淡いさくら色 朝一番に聞く人の声が いつも元気でありますようにと あたし今日も祈っています
2012年08月09日
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暑い日 腕時計も ブレスレットも 指輪もピアスも 全部はずして 青い波に 漂いたいな 暑い日のリコリス 今日を待って咲く花 暑い日のあたし 脱ぎすてるものが たくさんある。
2012年08月08日
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夏は体がのびのびする 暑いけれど 曲がった背中が シーツの上で ぐんぐんのびる 夏は体がよくばりになる 夜が楽しく 眠りもしないで 好きな事が いっぱいできる 夏は 好きな事で 頭の中がいっぱい 夏は 好きな事で 埋め尽くされる季節
2012年08月05日
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オニユリの咲く丘の道を にわか雨の匂いのする子龍のような風が ざわざわと尻尾をうねらし駆け抜けていった。 もう雷も雨もおしまいなのかい? オニユリの咲く夏の道を 入道雲に追い掛けられながら走って帰る 一つでも雷が鳴れば心臓がとびだすくらい驚いた それは幼い頃のいとおしい想い出 オニユリが咲くとわたしは夏 始まりでも終わりでもない夏の真っ只中で いつまでも空を見たり風を聞いたりしていたい もっとそばにおいでよという夏の花と。
2012年08月04日
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小さな鞄に荷物をつめよう あてはないけど・・ あてはないけど 小さなスケッチブックと あてはないけど ツバの広いキャップを持って 爪をピンクに塗ったら 海を見たくなったの だから 夜になったら迎えにきてね あてはないけど どこか海風の通る木陰で あてはないけど 道行く人に挨拶をしたい 歩く猫にはなしかけたり 咲く花に足をとめたり だから 夜になったら迎えにきてね 夜になったら迎えにきてね。
2012年08月03日
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真夏と書いてある引き出しを見つけた 開けてみると 大小さまざまな箱がいっぱい 並べて数える とある箱に真新しい数字が書いてあった Number43 小さな箱を抱きしめ そしてキスをした。
2012年08月01日
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