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◇ インタビュー ◇ 宮沢丈夫さん(ITコンサルタント・プロデューサー)宮沢さんは、大学のクラスメートで、すでに30年来の友人です。今回は、メルマガにインタビュー記事を掲載するために、改めてこれまでの仕事について話を聞き、また若者へのメッセージをもらいました。学生時代から、なにやら経営コンサルみたいなことをやっていて、その後は、一度も就職せず、会社を経営したり、技術者集団を率いて仕事をしたり、画像処理技術の最先端を行く技術者として、グローバルに活動しています。宮沢さんのインタビュー記事は、明日10月29日に配信予定です。→ ビジネス交換日記若者へのインタビュー記事などもおもしろいので、よかったらみてください。では、宮沢さんへのインタビューです!★---- いろいろな国の若者と仕事をしてきたんですよね。24歳から5人の仲間と仕事をしてたけど、初めてちゃんとした会社を興したのは29歳のとき。MITで人工知能を研究している教授と組んで画像処理の技術を形にするんだけど、教授の論文を理解してプログラムを組める人材が日本ではみつからないから、シンガポールで求人した。前にアスキーというIT専門誌の取材でシンガポールへ行ったことがあって、技術者のレベルが高くて、きれいな英語を話すことを知っていたから。当時のシンガポールにとって、日本は目標としている国で、日本で働けることに憧れている若者は多かったので、小さなベンチャーでもいい人材を採用できたんだよね。その後、インドやフランスでも人材を採用し、イスラエルに会社を作ったり、ヘブライ大学のコンピュータサイエンスの教授に参加してもらったり、国籍は関係なく、技術力のある人たちと一緒に仕事をしてきた。当時の仲間は、その後世界にちらばって活躍していて、日本で起業した人もいるよ。今のチーム宮沢は、インド人と日本人が中心。---- 日本の若者はどうですか?日本は、機械、化学、物理など、世界の中で強さを発揮している分野もあるけど、正直、コンピュータサイエンスは、メチャ弱い。たとえば、画像処理や数学などの学会に出席すると、中国人、インド人、アングロサクソン系、ユダヤ人が、それぞれ発表者の4分の1ずつという比率。すごいのはユダヤ人で、人口が600万人であることを考えると驚くべき数字だよ。日本人の研究は、全体の3%くらいかな。それは、日本の教育が、伝統的に天才を見つけて育てるしくみになっていないからじゃないかと思う。インド工科大学は、国の人口10億人に対して、大学の定員4千人。昔は2500人だったから、今よりもさらに厳しい少数精鋭で、天才を集めて徹底的に鍛える教育をしている。フランスのポリテクニケに至っては、定員250名で、入試に陸上の10種競技がある! さすが、狩猟民族の国、ひ弱なエリートはいらないということなんだろうね。他にも欧米にはエリート教育をしている国は多いよ。とにかく、心身ともにタフ!最終的に自分の考えていることを実現できるかどうか、どこまでも限界はないから、タフさは計り知れない結果の差になる。技術の国際競争は、知能と知能のぶつかりあい。日本の将来は心配だな。技術系の人材に国籍は全く関係ないってことは、グーグル、ヤフー、アップル、インテルなどの創業者の国籍を考えるとよくわかるでしょ。最近はインターネットによって、情報の発信や入手がどこからでも一瞬にしてできるようになったので、地域によるハンディはますますなくなっている。世界は猛烈な競争世界なので、新しい富を生み出す力と収奪されないしくみが必要だと思う。幸せになるために別の軸があってもいいけど、国を背負うエリートはそうもいかない。精神力と頭脳と体力が必要だよ。---- 日本の若者へのメッセージをお願いします。普通の人でも、国というボーダーはなくなって世界の中で、同一職種、同一賃金という競争に個人がさらされるようになっていくと思う。就活とか婚活とか、流行っていて、日本では役に立つマニュアルかもしれないけど、世界では通用しないと思うよ。マニュアルを忠実に守るより、変化に対応できるように自分の能力を磨こうって言いたい。国や企業は、個人を守ってくれない時代になっていくと思うから。ぼく自身は、アイディアもいろいろあるんだけど、どのタイミングで、どういう形で世の中に出していくかを悩んでいる。実は、一度マーケティングで大きな失敗をしていて、その時に技術先行じゃだめだと学んだんだ。今のツイッターとユーチューブとピカサ(WEBアルバム)を一緒にしたようなサービスを始めたんだけど、10年早すぎたね。それまで、順調だったから、初めての失敗が大きな失敗で、失敗したときの修正法がわからなくて、それから随分苦労した。若いころに小さい失敗を経験しておけばよかったな。マニュアルからではなく、経験から学んだことが結局、自分の身を助けると思う。★インタビューを終えて―――――宮沢さんの話を聞き終えて、世界の中の日本、世界の人材との競争にさらされている日本の若者を意識したときに、危機感が募りました。小手先のノウハウに右往左往せず、まずは、視野を広く持ち、自分で考えることから始める必要がありそうですね。(最後に。実は、今でも宮沢くんと呼び、いわゆるため口で話しているので、文章の中とはいえ、丁寧語で質問したり、さん付けで呼んだりするのは、改まった感じで妙なものでした。。)
2010年10月28日
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品川図書館で元NHKアナウンサーの加賀美幸子さんの講演があり、聞いてきました。つい最近までNHKでご活躍なさっていたと思いましたが、すでに定年して10年もたっていると伺い驚きました。定年後も、アナウンサーとしてのお仕事をNHKでもされているので、いつお辞めになったかすら、私は知りませんでした。講演のテーマは、「言葉の心 言葉の力」でしたが、なにか個人的なお話が伺えるのではないかと期待しつつ出かけて行きました。加賀美さんが出会った方、朗読している古典などから、語った方の心がこもり、人の心に伝わる力をもった言葉をいくつもご紹介いただきました。それらも素敵なお話だったのですが、やはり、さりげなく語られた加賀美さんご自身のことが、心に残りました。忙しくご活躍だったときに上司が変わられて、「今どき、あんたははやらないんだよ」と言われて、仕事が激減したときのこと。「地味で目立たない番組をだれよりも徹底的にやろう」と決心され、そのときに古典や福祉の番組をずいぶん勉強されたそうです。「だれひとり評価してくれる人がいなくても、謙虚に、でも堂々と胸を張っていよう」と、おそらく傷つきながらも気丈にふるまっていた加賀美さんにその上司は「武士はくわねど高楊枝」と仕事もないのに鷹揚としていると皮肉ったそうなんですね。私が加賀美さんなら、皮肉の直撃を受けて、めちゃめちゃ落ち込んで、会社を辞めてしまったかも。なのに、そのことばを、加賀美さんはほめ言葉だと考えたというのです。「全ては捉え方次第」「言葉はどんなにたくさんもっていても、負担にならない。使わなければいいだけですから」私は、自分で自分を慰める言葉はたくさんもっていますよ。」とおっしゃる加賀美さん。また、「どんなときにもゆとりの心をもつことが大切」と何度もおっしゃっていました。☆枕草子のおもしろいところを選んで朗読して下さり、会場は、爆笑、苦笑、でゆれました。また、情景の描写では、私の頭の中にフルカラーの映像が浮かび、枕草子はこんなに美しいエッセイだったかと知りました。「本を読む息遣いによって、同じ文章を読んでも、伝わり方が全然違います」という加賀美さんの言葉に納得し、プロの技にひたりました。☆人間が動物と違うのは、子供を産み育てた後の人生が長く、ミーム(文化)をのちの世代に伝えていくこと。「人間が人間たるゆえんは老年にある」と、加賀美さんはこれからも文化の担い手として役割を果たしていきたいお気持ちを静かに語っていらっしゃいました。お話をうかがって、私も70歳になっても、世の中や人の役に立てるよう、自分を磨き続けよう、一生勉強だなと思った次第です。もっと、古典を読んでみたくなり、加賀美さんの朗読会にも足を運んでみたくなりました★加賀美さんがご紹介くださった言葉(一部です)山本富士子さん(女優) 「仕事は非凡にし、普段は平凡でありたい。」井上靖さん(作家) 「難しいことは易しく、易しいことは深く、 深いことは愉快に、愉快なことは真面目に書きたい。」 ジェームズ三木さん(脚本家) 「ドラマの主人公の条件は、どれだけ深く劣等感を持ち、 それを乗り越える努力をしているか。乗り越えられなかったとしても 乗り越えようとする努力が見る人の共感を呼ぶ。劣等感がない人、 あってもあきらめている人は、通行人にしかならない。」井上和夫先生(遺伝子研究) 「良い遺伝子はオンに、悪い遺伝子はオフにしておけばよい。 良い目的や志をもつと、良い遺伝子がオンになって、 体や能力が活性化する。」加賀美さんご自身が調べてわかった言葉の意味 人が憂うと書いて優しいになる。 優しいの語源は、恥ずかしいと同じ。
2010年10月23日
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大変ご無沙汰しています。久しぶりの投稿です。さて、「ビジネス交換日記」というメルマガを3人で執筆しているのですが、先日、執筆者のひとり竹下さんから、「ワークライフバランスに悩んでいる」という相談がありました。そのときのメルマガはこちら ↓【近況】ワークライフバランスに悩みますそれに対して、読者のNPO法人ワークライフ・コラボの堀田さんから貴重なアドバイスをいただきました。竹下さんと同じようにワークライフバランスに悩む方も多いのではと思いましたので、ご本人のご了解を得て、アドバイスの全文をこちらでご紹介させていただきます。★<堀田さんからのメール>ビジネス交換日記 山川様(竹下様)こんにちは、愛読者の堀田真奈です^^いつも、お三方の仕事や生活に対する意識の高さに刺激をいただいており、大変勉強になっております。さて昨日の、【近況】ワークライフバランスに悩みます を拝見してちょうど、これらの悩みを支援(共有)していることもありご連絡させていただきました。「ワークライフバランス」を普及させる団体を立ち上げておきながらですが私はこの言葉が実はあまり好きではありません(苦笑)「仕事と生活とどちらを優先させるか」「仕事と生活をどうバランスをとるか」という、天秤にかけるような印象をもってしまいますし、実際、そういう誤解も生じているからです。もちろん、優先順位をつけなければならないケースもありますが。愛さんも、ご実家の事情から、ちょくちょく帰省してあげたい、しなければならない、 という現状がおありのようです。でも、仕事やイベントと重なってしまう。家族をがっかりさせたり、学生に迷惑をかけてしまう。私たちのNPOの会員には、ワーキングマザーといわれる方が多いです。私を含め、似たような例としてこのような悩みがあります。子どもを保育園や学童保育に預けているが、18時にはお迎えに行かないといけない、行ってあげたい。でも、急な仕事が入ったり会議が長引いたりで、17時や定時に仕事を終えることができない。途中でぬけると、同僚に迷惑をかけてしまう。保育園にも迷惑をかけてしまう。これをどうするか?ということでワーキングマザーはそれぞれの環境や価値観でさまざまな工夫や知恵をだして解決しています。例えば(1)「私は18時のお迎えがあるので残業できないんです」と 普段から周辺に宣言をし、平日の仕事は効率をあげて終えるようにし、 それでも終わらなければ 朝早めに出社して「朝残業」する人。(2) どうしても行けないときのお迎えを、公共のサービスを利用して 第3者にお迎えに行ってもらう人。(3) 旦那さんと相談し、週5日のうちの3日は自分がお迎え、 2日はダンナさん、と決めて お迎えでない日に残業をこなす人。などなどどれが正解、ではなくその時々の解決を導くべく、知恵と工夫をだすことを「ワークライフバランス」と呼んでいます。この解決策は、結果として、仕事にも生活にも相乗効果をもたらします。(仕事のダンドリ力がつく、家族とのチームワークができるなど)>先日も「土曜しか空いてないんです!でも早く話したい」>という学生からの連絡があったのですが、>その日は帰省する予定にしていたんです。という、愛さんの場合も例えば、学生さんと取り急ぎメールやツイッターでやり取りをして、フォローして帰省するとか帰省先の家族とは普段からメールや無料通信ソフト(スカイプ)等を使って連絡できるようにしておき、急に帰れないときに、がっかりさせる度合いを低くする(NTTのCMでもありますよね) とか自分自身の呪縛に気づくために問いかける、「家族の事情で帰省の頻度が増えることは、仕事相手に迷惑をどれだけかけるのか? どれだけ嫌な思いをさせるのか?」いまの状況を少しでもよくするための方法は考えられると思います。東レ経営研究所の佐々木社長(http://sasakitsuneo.jp/index.html)は、「ワークライフバランスではなく、ワークライフマネジメントだ」とおっしゃり、P&Gさんでは「ベターワーク、ベターライフ」と位置づけて企業で取り組んでいます。長文申し訳ありません;何かの一助になれば幸いです。これからも、ビジネス交換日記を楽しみにしております♪□■□■・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~結婚後のキャリア形成・働き方の変革を支援~特定非営利活動法人 ワークライフ・コラボ代表理事 堀田 真奈(hotta mana) HP:http://www.worcolla.com/ *個人ブログ http://ameblo.jp/work-life-b/ *ワークライフバランス向上委員会 http://worklifebalance.blog118.fc2.com/ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■□■□ ★実は、わたしも「ワークライフバランス」という言葉は、限られた時間をどう配分するのか、二者択一の決断を迫られているようであまり好きになれずにいました。ワークライフマネジメントは、主体性が感じられる言葉ですし、ベターワーク、ベターライフは、もっと楽しく仕事して、もっと生活を楽しみましょう というわくわくした感じが伝わってきて、素敵な言葉だなと思いました。もっと、こういう言葉が広がってほしいですね。堀田さん、貴重なアドバイスありがとうございました!
2010年10月05日
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