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先日、手持ちの古い料理の本を出してきてめくってみた。
保存食の本で、
果実酒とか、ジャム、漬物、茹で鶏、湯で豚、ザワークラウト、
らっきょ、梅干、漬け込み魚といったレシピが紹介されている。
ざっと20年以上前の本で、
大型冷蔵庫が一般家庭にも普及されつつある時代で、
製氷室から冷凍室へ移行する時期の本。
巻末に今は長有名料理研究家の若かりし頃の写真と伴に、
「私のホームフリージング」と題した散文が添えられていた。
そのなかに「安売りの時に食材を買い込んで、
下ごしらえをして、
それを上手にやりくりして使いこなせた時、
私はとても充実感を感じる。」という表現があった。
この表現に正直言うと私は共感を覚えた。
私の主婦生活の充実感ってこういう自己満足のことだから。
自分で計画して経済的にも、
時間的にも、
材料も無駄を省いて、
上手に使いこなす、
そういうことが好きで、
ここに充実感を感じる。
どんなに上手に出来ても一銭にもならず、
誰も誉めてはくれない。
これが主婦の宿命だけど、
私はこういう主婦の家の仕事が結構好きなのだ。
私という人は、
家というか自分の足元を居心地よく整えておきたい、
そういう気持ちが強いことは以前からわかっていた。
年収が5000万円あったとしても、
1週間に1回しかシーツを交換しない生活は嫌だし、
高級有名レストランであったとしても毎日外食っていうのは、
私の胃が受け付けない。
二人の子供が小学校に行ったら、
経済の為に何がしか仕事は始めようとは思うけど、
基本は主婦でありたい。
主婦をバカにする人がいても、
今は気にならない。
家の仕事は私にとっては大事な仕事だから。
(別に家をピカピカにしているワケではありませんので、
あしからず)
などと最近思う。