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吟行、編集会議、校正と続きようやく一段落した今朝、秋風を感じながら職場へと急ぎつつふとこんな事を考えていた。「私って、仕事の合間に俳句をやっているのかしら。それとも俳句の合間に仕事をやっているのかしら」と。まあ、いいか。どちらも好きだから。
最近思うのだけれど、4、5日休んだ後の職場は新鮮でいい。タイムカードを押し、手早に制服に着替えると真っ先に彼女の病室に行った。すると朝食後の茶碗やら、コップやらスプーンやらを食べ終わった自分の前掛けで四角に丁寧に包み込んで縛っている。「あらあらまたー、どうしたの?」と私。「帰るから降ろして!」「ちょっと待っててね、片付けてからね」。こんな会話で一日が始まるのだが、是非87歳の彼女の楽しい語録を紹介したい。(昨年の12/6日のブログでも書いたけど…)
ア、ハハハハー。まったくねー。いまなんじ?。猫?犬?、そう、お父さん元気?。あんたもお上がり、よかったねェー。まったく。ア、ハハハハー。わあ!かわいそうーに。ああ、どうもおせわさま。あそこに猫ねてる(天井を指さす)、そう!よかったねェー。きのう来ればよかったに。アハハハー。あらまあ!、まったくねェー。と、目をくりくりさせながら連続で喋りどうし。思わず吸い込まれて一緒に笑ってしまうのだけれど、楽しい独語。
ところが、眠いときにヘルパーさんがおむつ交換などしようものなら「なにすんのよー。助けてー。いじわる!。やめてー。どろぼー。お母さんに言いつけてやるから」などと怒る。けれど終わると「どうもおせわさま」と笑いながらぺこりという。゛二度わらし゛というけれどいい性格をしている。認知症になると本当の性格が出るっていうけれど、本当かも。今日も彼女から元気をもらって帰る。
鰯雲人に告ぐべきことならず 加藤楸邨
