二律背反

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2008.03.26
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「ごめん…」もう一度、最初からやり直す。



触れるか触れないかの挨拶、愛液をたっぷりと塗りつける。

まず指先で、潤みの上を転がすように撫でる。

ゆっくりと、ゆっくりと…彼女の声に合わせて、徐々に回転を上げる。

急かさないように、強すぎないように。

再び彼女の声が高まる。

丁寧に、丹念に、舌で愛撫する。壊れ物を扱うように、

高価な宝珠を磨くように…ゆっくりと、軽く、執拗に。



とぎれとぎれの悲鳴が…一つにつながる

「あんあんあん…あ…ぅ、いやん、もうだめ…」

彼女の両の手が、頭を外そうとする。

構わず愛撫を続ける…突然彼女が跳ねる。


「ぁぁぁぁ… いやぁぁぁ…」

二度、三度、イルカの様に跳ねると、一瞬の間。

「恥ずかしい…」

「今度は、いれて…欲しい…後ろから」


誘うように持ち上げられたお尻。

男性自身を突き立てようとすると、先ほどまでの前戯で

充分に屹立しているものでも容易には入れないほどの締め付けだった。



手を添えて、一気に押し込むと、途端に洩れ出す喜悦の声。


一旦外れると、早々は挿れられなさそうで、まずはゆっくりと動き出す。

少し動かしただけで襞が絡みつくのが分かる。

それだけで喘ぎが一段と高まる。

締め付けの快感に逝きそうになるのを必死でこらえながら



ついで、早く、激しく。

オクターブが上がる。彼女も腰を動かし出す。

その動きに合わせて、わざと外して腰を振る。

打ち付ける。突きとおす。


快感が限界に近づいた事を告げると、彼女の締め付けが一気に強まる、

そして、手で絶叫を押し殺しながらフィニッシュ…



しばし、ベッドで微睡んで…


また、今度は軽い交わり。

余韻を楽しむように。

昼下がり…日溜まりの中に眠った街で彼女と別れた。











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Last updated  2008.03.26 23:31:44
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