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2026.07.25
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「まだ終わってない」。5.5ゲーム差でも西武ファンが下を向く理由はない

正直、悔しい。

首位ソフトバンクとの直接対決初戦。結果は3-7。ゲーム差は4.5から5.5へ広がった。

数字だけ見れば痛い敗戦だ。

でも、この試合を「完敗だった」の一言で片付けたくはない。

むしろ、この試合には今の西武が優勝するために何が足りないのか、その答えが詰まっていたように思う。

ソフトバンクとの差は”打線”ではなく、一球の重みだった

西武も決して何もできなかったわけではない。

2回、4番ネビンが3試合連続となる15号ソロ。

「やっぱり4番が打つと流れは変わる。」

そんな期待を抱かせる一発だった。

さらに4回には林安可が6号2ラン。

一度は逆転された試合をすぐに3-3へ戻した。

粘りは見せた。

それでも勝敗を分けたのは、本当にわずかな差だった。

ソフトバンクはチャンスを逃さない。

西武はそのチャンスを与えてしまった。

その違いだった。

先頭四球が流れを変えてしまう

試合後、西口監督はこう振り返った。

「今日に関しては甘く入ったりとか、フォアボールだったりとか」

まさにその通りだった。

6回。

先頭打者への四球。

続く栗原のヒットで無死一、三塁。

そして柳田の勝ち越しタイムリー。

7回も同じだった。

2番手エマニュエル・ラミレスが先頭打者に四球。

そこから暴投、近藤の2ラン…。

失点した4回、6回、7回。

すべて、わずか2人で無死一、三塁を作られている。

強いチームは、その”小さなほころび”を絶対に見逃さない。

だからこそソフトバンクは首位にいるのだろう。

渡辺勇太朗は決して悪くなかった

数字だけ見れば6回4失点。

でも内容を見ると、それだけでは評価できない。

3回までは粘りの投球。

そして5回。

無死三塁。

あの場面を覚えているファンは多いはずだ。

西川のダイビングでも届かなかった打球で、いきなり無死三塁。

普通なら追加点を覚悟する場面だった。

それでも渡辺は野村、正木を連続三振。

最後は周東を二ゴロ。

無失点。

マウンド上で拳を握り、グラブを叩いて吠えた姿には、エースになろうとする気迫が見えた。

だからこそ6回の先頭四球が悔やまれる。

あの1球だけだった。

夏場こそ試される投手王国

試合前まで、西武投手陣の防御率はリーグ唯一の2点台。

ここまで首位争いを続けられた最大の理由は間違いなく投手力だった。

しかし夏場に入り、その投手陣にも疲れが見え始めている。

前日の日本ハム戦では隅田が野村に一発。

この日は渡辺が栗原に3ラン。

さらにリリーフ陣も踏ん張れなかった。

西口監督が指摘したように、甘く入る球、先頭への四球。

これまで抑えられていた”ほんの少しのズレ”が失点につながっている。

それでも、この投手陣を責める気にはなれない。

ここまで何度もチームを救ってきたのは、間違いなく彼らだからだ。

岩城颯空が見せた希望

敗色濃厚だった9回。

約1カ月ぶりにマウンドへ上がったルーキー岩城颯空。

2安打を浴びながらも無失点。

派手な内容ではなかった。

それでも、久しぶりの一軍マウンドでゼロを刻んだことには意味がある。

試合後の岩城はこう話した。

「勝ちにつながる投球を早くしたいなと思います」

そして西口監督は厳しくも期待を込めて語った。

「そこまで良くなったふうには。緊張感もあったと思うのでまた次回に」

甘やかさない。

でも見放さない。

西口監督らしいコメントだった。

さらに岩城には地元・富山で開催されるオールスター出場も決まっている。

経験を積み、一回り成長して戻ってきてほしい。

まだ終わっていない

ゲーム差は5.5。

確かに苦しい。

でも、西口監督は試合後すぐ前を向いた。

「明日、明後日、オールスター前まであと2つ。明日は武内、明後日は高橋光成。しっかりと勝ちにつなげていきたい」

この言葉に尽きる。

まだ武内がいる。

高橋光成がいる。

西武にはリーグ屈指の先発陣がいる。

優勝争いをしているチームだからこそ、この苦しい時期は必ず来る。

交流戦を制し、一時は首位を走ったチームが、この程度で終わるとは思えない。

ライオンズファンだから信じたい

今日の敗戦は確かに悔しい。

ソフトバンクの強さも認めざるを得ない。

でも、西武も3点を奪い、一度は追いついた。

渡辺は苦しみながらも意地を見せた。

ネビンは4番の仕事をした。

林も一振りで試合を振り出しに戻した。

そして岩城には未来を感じた。

負けた日にこそ、そのチームの本当の強さが試される。

ライオンズはここからだ。

オールスター前の残り2試合。

武内、そして高橋光成。

この両輪で必ず流れを取り戻してくれると信じている。

ゲーム差は5.5。

まだ終戦なんかじゃない。

最後に笑うのが西武ライオンズだと、今でも本気で信じている。






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最終更新日  2026.07.25 00:01:32
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