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2026.08.03
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「戻ってきた若林」と「覚醒し始めた蛭間」――西武が勝った以上に、嬉しいものが詰まった夜だった

西武、オリックスに連勝。

後半戦最初のカードを勝ち越して、2位をしっかりキープ。

もちろん勝ったことが一番嬉しい。

でも、今日の試合はそれだけじゃない。

「この選手たちが、ここから西武を支えてくれるんじゃないか」

そう思わせてくれる場面が、いくつもあった。

特に嬉しかったのが、若林楽人。

そして、蛭間拓哉。



今の西武には、こういう選手たちがいる。

それが何より心強い。

⸻

若林楽人、帰ってきた。

巨人からトレードで約2年ぶりに西武へ復帰した若林楽人。

この日は2試合連続で「9番・中堅」。

そして5回。

1点を追う場面で、1死二塁。

相手先発・高島の150キロ直球を捉えた。

打球はライト前へ。

若林、移籍後初安打。



このコメント。

めちゃくちゃ分かる。

たった1本。

でも、その「1本」が選手にとってどれだけ大きいのか。

ファンには全部は分からない。



ホッとしたんだろうな。

そして、その直後。

蛭間が打った。

2点タイムリーエンタイトルツーベース。

若林は二塁から一気にホームへ。

復帰後初安打。

そして逆転のホーム。

なんだこの流れ。

西武ファンとして、こんなの嬉しくないわけがない。

⸻

しかも若林は守備でも魅せた

4回には無死から太田の大飛球。

頭上を越えるかと思われた打球に、若林が反応。

左中間方向へ走って、最後は横っ飛び。

見事にキャッチ。

ファインプレー。

本人は、

「屋根にかぶってあまり見えてなかった。そのぐらいの感覚で走っていて自分の中でもナイスプレーでした」

と振り返った。

いやいや。

「ナイスプレーでした」じゃないのよ。

めちゃくちゃナイスプレーだよ。

ベルーナドームの屋根に打球がかぶって見えづらい中、それでも打球方向を予測して走る。

こういう守備ができるのが若林なんだよな。

打つだけじゃない。

守る。

走る。

そしてチームに流れを持ってくる。

西武に戻ってきた若林が、少しずつ「らしさ」を見せ始めている。

それが嬉しい。

もちろん本人はまだ満足していない。

「得点圏であと1本が出てないので。少しずつ慣れながらですけど、もう少しそこを突き詰めていきたい」

この言葉にも期待したい。

まだまだ、ここから。

⸻

そして蛭間拓哉。

今日の主役は、間違いなくこの男だった。

3安打2打点。

しかも2試合連続の3安打。

そしてチームを逆転勝利に導いた、あの2点タイムリーエンタイトルツーベース。

1点を追う5回。

1死満塁。

ここで打てるかどうか。

西口監督も、

「蛭間が打つか打たないかで今日の勝敗が決まるってところで本当によく打ってくれた」

と絶賛。

本当にそう。

あそこで打ったのが蛭間だった。

これが大きい。

蛭間は早大からドラフト1位で西武に入団した4年目。

期待され続けてきた選手。

でも、去年は1軍出場12試合。

本人も、

「去年は本当に活躍できなくて、すごい悔しい思いをした」

と振り返っている。

その悔しさを抱えて、オフには他球団の選手と自主トレをするなど、いろいろなことを試してきた。

そして今。

少しずつ結果が出始めている。

いや。

「少しずつ」どころじゃないかもしれない。

2試合連続3安打。

これは期待するしかない。

蛭間には「レギュラーを取る」という目標がある。

そのために、

「痛いと言っていられない」

とも話している。

7月22日の試合で右手中指を負傷し、今もテーピングで固定しながらのプレー。

それでも、

「レギュラーを取ることが目標」

と言う。

この気持ち。

西武ファンとして応援したくなるよ。

⸻

「もう、ここに立てないと思った」

試合後のお立ち台。

蛭間が語った言葉が印象に残った。

「もう、ここ(お立ち台)に立つことができないと思ったこともあった。支えてくれた方のおかげで、ここに立つことができている」

これは刺さる。

プロ野球選手だから、常に順風満帆なんてことはない。

ましてやドラフト1位。

期待される分、結果が出なかったときの苦しさも大きい。

去年は1軍で12試合。

悔しかったと思う。

それでも腐らず、試行錯誤して、またチャンスを掴んだ。

そして今、ベルーナドームのお立ち台に帰ってきた。

こういう選手の活躍は、本当に嬉しい。

西口監督も、

「本人も必死にやらないといけないと思っている。それがいい方向に出ている」

と話している。

まさにその通り。

必死さが結果になっている。

⸻

そして、ウィンゲンター。

もう何回言ったか分からない。

「頼むから出てきてくれ」

ではなく、

「ウィンゲンターが出てきた。よし」

と思えるようになってきた。

2点リードの8回。

2番手として登板。

1回無失点。

そして――

18試合連続ホールド。

パ・リーグ新記録。

そしてプロ野球タイ記録。

ついにここまで来た。

しかも最後は2死一、二塁。

決して簡単な場面じゃなかった。

それでも太田を142キロのスライダーで空振り三振。

仕事完了。

いや、強い。

本当に頼りになる。

本人は記録について、

「とにかく考えないように。点差を守る。仕事を終えるところを意識していました」

と話している。

この姿勢がまたいい。

記録を意識しすぎない。

目の前の打者を抑える。

それだけ。

そして試合後には救援陣と記念撮影。

「本当にいい仲間に囲まれていますし、ベルーナドームでプレーするのも楽しい」

この言葉も嬉しい。

2020年にはトミー・ジョン手術も経験。

決して平坦な道のりではなかった。

だからこそ、

「野球がまたできること、その感謝も受け止めながらやっています」

という言葉には重みがある。

西武に来てくれてありがとう。

本当にそう思う。

⸻

「18試合連続ホールド」は、まだ通過点。

ここまで来たら、次は当然――

単独での日本新記録。

でもウィンゲンターは、

「まずは考えないようにしたい」

と笑う。

そして、

「カウント有利に進めること、先頭打者をしっかり取ることを目標にしているので同じマインドセットでいきたい」

と話した。

いいね。

そのままでいい。

記録は後からついてくる。

まずは目の前の打者。

そしてチームの勝利。

それだけでいい。

西口監督も、

「素晴らしい記録。本当に頼りになる投手だと思います」

と絶賛。

ファンとしても完全に同じ気持ち。

⸻

西武の外野争いが、面白くなってきた。

今、西武の外野は故障者が続出している。

苦しい状況なのは間違いない。

でも、こういうときにチャンスを掴む選手が出てくる。

若林が帰ってきた。

蛭間が結果を出し始めた。

林安可も勝負強い打撃を見せる。

そして、まだまだ競争は続く。

若林は「レギュラーを取ることが目標」と言う。

蛭間も必死。

この競争がチームを強くする。

誰かが離脱したら終わりじゃない。

「俺がやる」

「俺がレギュラーを取る」

そういう選手が出てくればいい。

今の西武には、それが少しずつ見えてきている。

⸻

後半戦、まだ始まったばかり。

オリックスに連勝。

後半戦最初のカードを勝ち越し。

そして2位を死守。

西口監督は試合後、

「まだまだ大事な戦いが残ってるので、一戦一戦頑張っていきます」

と話した。

そう。

まだ何も決まっていない。

首位を追う戦いもある。

3位以下から逃げる戦いもある。

ここから1試合、1試合が本当に大事になる。

だからこそ、今日の勝利は大きい。

若林の復帰後初安打。

蛭間の3安打2打点。

武内の7回1失点、8勝目。

ウィンゲンターの18試合連続ホールド。

そしてチームは連勝。

こういう試合を積み重ねていけばいい。

派手な勝ち方じゃなくてもいい。

誰かが打って。

誰かが守って。

先発が試合を作って。

リリーフが締める。

そして最後に西武が勝っている。

それでいい。

いや、それがいい。

若林が戻ってきた。

蛭間が這い上がってきた。

ウィンゲンターは記録を更新し続けている。

そして武内も8勝目。

後半戦の西武には、まだまだ伸びしろがある。

ここからどこまで行けるのか。

正直、楽しみで仕方ない。

西武ファンとしては、最後まで信じてついていくしかない。

さあ、ここからだ。

ライオンズ、まだまだ行けるぞ。





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最終更新日  2026.08.03 00:07:21
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