心豊かに過ごす

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2011.03.22
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テーマ: 言葉の力(8)
生かされた者には明日がある!未来がある!
私が夢中で読んだ小説「風と共に去りぬ」の魅力はなんと言っても主人公スカーレット・オハラのたくましい生きる力です。
大農場主の娘として贅沢三昧に育ったスカーレットは南北戦争ですべてを失います。
そしてその時、小説の中で、スカーレットはこんなふうに自分自身に言ったのです。
星
「奉仕されて育った娘時代は終わった。青春は去った。
一人前の女として生きなければならない。
オハラ家の人間は他人の情けにすがることは許されない、重荷は、十分耐えうる力があるから背負わされたのだ。
この地を逃げ出さない、この地を守って、自分をたよっている家族や使用人を養わなければいけない。
明日、明日こそ、働こう。やるべき仕事は山ほどある。それが運命であり、戦場なのだ。明日こそ」

「あしたこそ・・・とにかく今はおやすみなさい」
と自分につぶやいて眠りにつくのです。


小説「風と共に去りぬ」作者 マーガレット・ミチェル

スカーレット・オハラの波乱の人生(南北戦争は1861~6年)
16歳で結婚、南北戦争で大農場の経営者の娘が一転してすべてを失い、極貧未亡人となり、生まれ故郷のタラに帰って来てみると、そこは廃墟でした。
たよりにしていた母は亡くなっていて、狂ってしまった父親と生きる力のない妹、途方にくれている使用人をまるごと引き受けて、再び生きぬくことを誓うスカーレットの言葉は、
自分の役割から一歩もひかない逞しさがあって「生きる勇気」をもらいました。
読んだのは、たしか高校1年の時、新潟地震被災後でした。
当時は自分の人生を自分で切り開くなんて思ってもいなかった私は
「自分の人生は自分で切り開くものなんだ!」と目が覚める思いがしました。


「神様!私は2度と餓えたりしません。どんな事をしても、たとえ、人を殺しても家族を餓えさせたりしません!」

これからの日本は今回の被災と、プレートのずれが引き起こすであろう災害との中で、南北戦争並みの喪失の中から、再び経済大国としての繁栄を取り戻すためには、1人1人が日本人の勤勉さと優秀さと誇りをもって、自分自身にできることを精一杯やっていくことではないでしょうか。
恐れてばかりいても悲観して批判ばかりしても始まらない。
いま自分ができる精一杯のことをすることが、生かされている人の役割。






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Last updated  2011.03.22 15:10:40
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