こんぱすコーチの全方位日記

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2010年12月08日

iPad、Android auに飽きたらず…

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テーマ：タブレットPC(181)

カテゴリ：映画・TV・音楽・エンターテイメント

とうとうシャープのGALAPAGOS（ガラパゴス）
『メディアタブレット』も購入予約しました

大きさに応じて２つの型がありますが、
僕が購入したのは『10.8型ホームモデル』という
大きい方です。

見た目はアップルのiPadによく似ています。
というか、素人目にはそっくり。

価格は54,800円也。

ネットで予約注文すると、
発売日（12月10日）直後に自宅へ宅配されるそうで、
代金はクレジットカード決済。
iPadを購入したときの、
予約時・購入時に強制されたあの行列のことを考えると
とってもスマートです。

それにしても、
iPadや、先日機種変したAndroid au『IS03』に飽きたらず、
なおもタブレット端末を物色する姿に、
職場では呆れられています（笑）

一つは、iPadへの不満。
まず巷間言われているとおり、Webの世界では一般的なFLASHが
iPadでは再生できないこと。
アップルは「FLASHは時代の遺物だ」とうそぶいていますが、
要はFLASHのパテントを持っている米国アドビシステムズ社と仲違いし、

現に今やどこの企業やサービスのホームページを見ても、
FLASHの技術が当たり前のように使われています。
そのFLASHが再生されないということは、
それぞれのホームページをまともに閲覧することができない、
ということ。
このストレスは、僕には大きい。

そこ行くと、GALAPAGOSはFLASH再生が可能。
通信回線はWi-Fiが基本なので、
外出先で自由自在に通信できない不便さは残るものの、
Web閲覧の精度はiPadに比べると、はるかに軍配があがります。

さらに言うと、
もともとiPadの購入を決めた第一の目的は、
電子書籍を読みたかったからです。
ところがアップル社の戦略なのか
日本の出版業界の閉鎖性が災いしているのか、
AppStoreでダウンロード販売している日本の書籍が未だに少ない。
正直、読みたい本がないんです。

iPadの発売開始前夜には、
至るところでiPad向け電子書籍販売会社が立ち上がり、
2010年秋を目処に、各社サービス開始！
とうたっていたのに、その時期を過ぎた今も、
これといったサービスが立ち上がってないように見えます。

そこへ行くとシャープは、各出版社や大手印刷会社等と手を組み、
メディアタブレット発売日の12月10日に、
電子ブックストアを開設。
プレス発表によれば、
当初から日本の書籍２万点をダウンロード販売するとのこと。

この内容は僕にとってはとても魅力なんです。

さて、今一つの理由が、シャープが独自に開発した
ドキュメント形式『 XMDF 』を体感したいこと。

ご承知のように、日本の書物、
たとえば新聞や雑誌は複雑なレイアウト構造をしています。
縦書きの中に横書きのコラムが混在していたり、
キリの良いところで記事が終わるように、個別に行間隔を調整していたり。

たとえば米国や英国の新聞では、１面に入りきらない記事があると、
１行しか超過しない場合であっても、その１行は２面に追い出されます。
となると、購読者はそのわずか１行のためにページをめくらないといけない。
これが日本の新聞なら、その記事だけ行間隔や文字間隔を微調整し、
何とか１面で納める工夫をしています。
日本以外の国でここまで微に入り細にわたるレイアウトは
存在しないと言います。

iPadは米国生まれであるため、
その電子書籍のデータ形式である『epub』は横書きが原則。
縦書きもできますけど、横書きと縦書きが混在するレイアウトはまず無理。
そういうドキュメントがある場合は、
全体を画像化して電子化することになりますが、
そうすると解像度が低くなってしまって、読みづらくなります。

そこへ行くと、シャープが開発した『XMDF』は、
日本語ドキュメントのありとあらゆるレイアウトに対応しており、
書籍の読みやすさをうたっている。
しかも、ワード等で自前で作ったドキュメントを、
XMDFに自動変換する機能も搭載されているんだそうです。

印刷会社に籍を置く僕としては、
この次世代書籍フォーマットを無視することはできない。

長々と書き連ねましたが、
そういう大義名分があって、今回の購入に至ったもの。

「早い話が、欲しいからでしょ!?」

……あ、はい（爆）