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高砂市で中国産のギョウザから農薬が検出され、食中毒症状を起こしたと言うニュース。昨日から相当の時間を割いて報道されている。しかし、危ない危ないと言うだけ、中国のはダメ、と言うような声ばかりが強調されて日本のマスコミお得意?のあおるだけの報道になっているのはどうかと思う。
まず、今回の事故で注目すべきは、味が変わるほどの、また中毒を起こすほどの濃度で摂取していること、残留農薬と騒ぐにしては患者数が少ないことである。つまり、相当の高濃度で、ごく限られた部分が汚染していると言うことだ。 仮にものすごい高濃度で原料に入っていたら、10人やそこらの患者数ではすまない。
この状況であれば、ギョウザに成形されてから袋にはいるまでの間か、或いは袋が汚染していたと考えるのが妥当だろう。中国の品質管理がどのように行われているかは分からないので今回の事象は汎化できるかは何とも言えない。
しかし、信じられないのは「異味を感じながら食べてしまった」と言うその神経である。苦いものは体に有害なものが多い。反射的に吐き出す、と言う動物の行為を忘れているのではないか。有機リン剤はかつてホリドール(パラチオン)として日本でも使われた。しかし安全性の面から禁止された。この薬品は、コリンエステラーゼの阻害剤であり、早い話が神経毒と考えていい。
今でもリン系は「スミチオン」として売られているが、 分解が早いこと、ほ乳動物への作用が少ないことで実害は少ない。また、農薬は展着性や分散性と言った使い勝手の改良のため、多くは有機溶剤で希釈してあり、特有の臭気がある。これだけで十分食欲を失うような匂いだ。
今一つ、やはり販売者の抜き取り検査も必要だろう。コストがかかるので次第に少なくなるのだろうが、性悪説に立たねばならない。また、加工食品の利用も考え直す時だと思う。食事の後のゴミの量!ほとんどが包材だ。作るエネルギー、処分するエネルギー、どちらにも二酸化炭素がかんでいる。
自分の家のことだが、ギョウザの中身は自家製。白菜は軽く搾り、ひき肉やら下味をつけてアンコを作る。皮だけ買ってきて作るのは楽しい。焼きギョウザをうまく作るコツは、小麦粉を薄く水で溶いて、蒸すための水として加えるのだ。 こうすると、ギョウザの下に回って、ばりっと全体がはがれて、焼き色もいい。料理がうまくなった気分になれる。
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