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自閉君を散髪に連れて行き、そこの戸棚に並んでいた。細川貂々。近ごろ話題の本らしい。30分もあれば読めてしまうが、この速度で読もうと思ったら少々基礎知識と経験がいるだろう。
実はもう五年も前になるかと思うが、女房がこの状態に近かったのだ。更年期と重なったせいもあるのだろうが、何やら不安感に襲われる。(そうだ)自動車で走っているうちに交通事故を起こしたのではないか、と見に行って、なにもなくて帰ってきたら見落としたんじゃないかとまた不安になる・・・この繰り返しだ。自分のすることに自信がなくなる。起きる気がしない。
実は私は変わった子供で、小学生の時に「家の光」(農協の雑誌)についてきた付録の「病気の本」を一生懸命に読み、とりわけ精神病の欄を暗誦するほどになっていたのだ。「躁鬱病」はしゃいでいるかと思ったら急に落ち込む、鬱ばかりの時もある、周りの理解が何より大事、などとツボは覚えていた。「頑張れと言わないこと」は、自閉君で身に付いている。不安な時は一緒に不安がってやり、時々は楽天的に。部屋が汚れるのは気にならないので子供たち任せ。「汚いなあ」「ほな、片づけといて」で仕事に行ってしまう。
おかげでかどうか、二年ばかりで健康を取り戻したが、田舎は家のそばに畑もあるし、 セラピーにはいいかも知れない。作物が育っていくのを見ると言うのも良いようだ。と言うようなことを前提に読むと面白いが、本人はきまじめさの故の苦しみであることは十分に理解しておくこと。
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