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昨日の事になるが、万霊祭の拵えには老人会と自治会役員が総出でかかる。80歳を迎えようという人から、60代あたり、そして30代も出てくる。荒縄で竹やら木をくくりつけ、また竹の切れ端で作った提灯かけを竿に結わえていくのだが、これはやってみないと出来ない。
当地では「男結び」と言う縄の使い方がある。昔、荷造りの時にこれをやっていると、「お前、なかなかやり方をよく知ってるな」と言われた事があるが、30代の若い人にこれをやって見せたら、はじめは何が何だか分からない状態だったが、古老が教えていくうち、出来るようになった。
幕張メッセの展示で、「持っておいた方がいいものは紙とマジックと紐」と言われた事があるが、まさにその通り。紐を結ぶのはやってみなくちゃ分からないし、回数をこなさないと使えるようにはならない。でも、いわゆる蝶結びでは緩んでしまう場面は沢山ある。そんな時に違う結び方が出来ると、至極便利だ。
私はこの結び方は父に教わったが、今の若い人にはこんな時でもないと伝承する機会がないだろう。結びも有る意味伝統かも知れないが、学校では教えられないだろう。サバイバルではないが、生活の知恵のようなものはやっぱり共同参画で伝わるのだろう。小さな事でも、感心させられることがある。
なお、この行事に使ったものは竹と荒縄だけ。釘1本使っていない、きわめてシンプルなものだ。そういえば、とんど焼きも同じものしか使わない。元大工さんなんかは嬉々として準備している。
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