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年末になって派遣社員の解約の話がニュースをにぎわせている。労組を作ったとかいう報道もある。寮を追い出され、この寒空に放り出されるのだからたまったものではないが、本当に資本主義が露骨になったと思う。
派遣は事実上2つの会社に帰属するから、交渉もややこしいだろう。いわば顧客にたてつくわけだし、指揮命令の権限を持っている会社と対峙するわけだから隔靴掻痒となる事は容易に考えられるし、会社も「(交渉相手は)うちじゃないよ」と逃げが打ちやすい。さまざまのベールに包まれた構造である。
長らく職安には行っていないけれど、職探しをしていた2年ほど前でも、派遣会社の求人が半分くらいあったような気がする。もちろん、仕事をするところと雇うところは違うのだが、そこらあたりがやってみないと分からない点だ。けれども、求人表を見ただけでは、すぐには分からないし、何となく下請け会社のように見えてくるから不思議、注意がいる。
直接雇いだが、ひどいのもあった。「ナンボ欲しいんや」ずいぶんな質問である。正直に答えると「そら出せん」普通、仕事と賃金を並行して提示するはずだが・・・この会社、「お客様の安全を守る仕事です」と出しているから、品質管理だろうと思いきや、調理の現場の仕事だという。佃煮屋だったが、一度断った(不採用)上に、更にもう一度不採用の電話をしてきた。専務だったかが応対したのだが、まことにお粗末。まだあの会社はあるのだろうかとも思う。
「だんだん」で、のぞみも求職中だが「高卒」とか「パソコン」の条件に苦戦している。考えてみれば「なぜ中卒じゃ出来ないのか」に合理的な答えはない。私の両親も「尋常小学校高等科卒」だが、立派に生きている。学歴というのはいかにもお役人が好きそうなものさしだ。
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