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飲酒運転は厳罰化もあってか、減少しているそうだが、このごろやたら人を撥ねてから引きずり回していると言う常識外れの報道を聞く。それも数mではなく、300mだのキロメートル単位で引きずっている。そんなことをしたらどうなるか、想像がつきそうなもんだが、事故時の救助が義務づけられているにもかかわらず、殺人的行為をやっている。
中には奇跡的に助かった人もあるが、何キロも引きずられたら、ショックを起こすだろうことは想像に難くない。もちろん衣服はすり切れ、皮膚に達するだろう。考えただけでもぞっとする光景である。私自身は、幸い人身事故を今まで起こしたことがないので、いざ人を撥ねたらどんな気分になるか実感はないのだが、逃げたって足はつくものだ。ひき逃げの汚名をかぶせられるよりは自首すると思う。
それにしても、人の痛みの想像がつかない輩がそんなに増えたのだろうか。痛みと言えば派遣切りもそうだが、御手洗経団連会長は「それよりも景気回復だ」と言う。給料が上がらず、先の見通しも暗ければ誰だって貯蓄に走るだろう。労務費を切り下げて史上最高の利益を得たが、顧客は離れている。金がないから、買えないのだ。型落ちの廉価品を選ぶ人が増えていると言う。
私も、自動車が13年になるので電気系統が傷みだしたからいずれ買わねばならないが、走行の少ない中古を対象にさがしている。どんどん収入が増えていたらこんなことはしないだろう。過剰生産が資本主義の基本である。それがそんなにいいことか、再考の余地があるだろう。アメリカに売り込む戦略も、買ってもらえなければ何にもならない。
税収も消費税よりは所得税に戻すべきだと思う。自分の家で作ったものを自分で使っていれば消費が成立しない。「広く、うすく」と言う消費税だが、だんだん厚くなってきている。逆進性の痛みはわからんのかなあ。
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