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毎日のように新聞をにぎわす派遣切り。3年前でもハローワークに行って、技術系の仕事となると半分以上が派遣だった。派遣の働き方を望む人もいる、と言う風な分かったようなことをいう政治家がいるが、それはいたって少ない人数であろう。交通費なし、ボーナスなし、保険もあいまい、労災は封じ込めというのが実態である。だれが好んでなったりするものか。
それほど少数の意見を尊重するならば強行採決はおおいに矛盾する。都合のいい情報だけをつなげて論理立てようとする、いわば子供の発想だ。給付金についてもどうも給付ありきが先で、後から理屈をつけるから論理が一貫しない。たかが12000円もらって、「それじゃこれを元にして車でも買おうか」と言うような人がいるだろうか。ホテルのバーなら一瞬でとぶだろう。高額所得者は返上してもらう、なんて甘い甘い。ケチだから金が貯まるのだ。国会議員こそ返上すればどうか。それを基金にでもする方がよほど生きた金になると思うが。
年が明けてから、人の流れが細くなっている。昨年は人がどっと流れていた同じ通りが、ちょろちょろなのだ。自転車がすいすい走れる。それだけ人が減っている。失職した人たちは失業保険をもらえるだろうか。契約が解除されて仕事が無くなった段階で適用されればいいが、悪く解釈すれば、所属する派遣会社がやめさせない限り、「自己都合」と解釈するのではないか。
時間給でいいように仕事をさせる、「横暴な資本主義」に基づく派遣法。今回の不況の原点はこれであろう。これを改めなければ、労働者の購買力が上がらなければトンネルは抜けだせない。
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