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中学の国語の教科書にシェークスピアの戯曲として出ていたのを思い出した。「ブルータス、お前もか」と言う名ぜりふのあるやつだ。ブルータスはシーザーを暗殺し、自分の正当性を論理的に訴えて支持を得るが、その後アントニーは民衆の感情に訴えて暴動を起こさせ、暗殺者たちを倒してシーザーの後継に座るのである。
今の国会、予算委員会をニュースで見る限り、集中審議と言うのがまるでこの戯曲のように見える。4億円と言う大金の出どころが怪しいと自民党は国民の感情(勘定?) に訴えている。確かに庶民にとっては大金で看過できるものではないように感じるが、今失業者が増え、税収は低迷、生活困難者が増えている現状をどうするのか、或いは日本の安全保障がアメリカ一極集中で良いのか、沖縄の負担など、兆の単位で扱わねばならないことが山積している。
マスコミもこれに乗り、感情に訴える記事ばかりを載せている。その中で内閣支持率が下がったとか、ネガティブキャンペーンをしているが、これは一種のマインドコントロールじゃないのかと思ってしまう。「すりこみ」だ。情報操作と言えるかも知れない。
鳩山総理の政治資金も「母からもらった」でケリをつけたが、総選挙直後に官房から消えた2.5億円の機密費の方がよほど悪質だと思う。これは税金、公金なのだ。前後の官房長官が2人とも「言う立場でない」と逃げているが、先代の方が知らないはずはなく、これこそ国民の代表と言う資格にかけるのではないか。あんたのとこの選挙区はそういうごまかしやばかりか?と問いたい。
国民の祝日も民衆の意識からかけ離れていると思うが、国会の審議も感情論ばかりになっていないか?得をするのが誰かを考えて見たら、悪の根源はそこに近そうに思う。
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