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毎年8月14日に行われる。昔はお金のある家しか個々の墓をもてなかったので牛馬も含めた村の総墓の慰霊行事である。現在はそれぞれに区画があり、風習だけが復活している。
いわば子供たちの万灯会と言うところだろうか。1人が2個の提灯を持ち、総墓の提灯掛けに掛けて「万霊万霊」と唱えながらぐるぐるとまわり、中学生が線香を焼いて墓参者にサービスする。
この行事の敵は提灯の値段。近頃はこんな墓参りの携帯が減りつつあるようで、提灯1個が300円。40人ばかりの子供たちに持たせると毎年更新は難しい。数がまとまれば海外生産もありかも知れないが、年々材料は悪くなっているし、仕上がりも粗末である。1つは提灯は燃えるもの。ロウソクが中にはいっているから、その可能性は絶対にある。電池とLEDなら燃えないだろうが、あの明かりの感じは出ないだろう。
それにしても、昔はこんな提灯の明かりがとても明るいと思った。今は街灯やら自動販売機の明かりで、十分に歩けるが、昔は本当に暗かったのだろう。そのかわり星がよく見えた。今は一等星しかろくろく見えないのではないか。長らくさそり座なんか見ていない気がする。南の低い空だからもろに地上の明かりの影響を受ける。山に行かないとダメなんだろうな。「夜空に思いをはせる」なんてのは今の子供たちには無理か。
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