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人気のない番組の視聴率を上げるのにどうするか、と言うような事務局の姿勢がありありで、昨日の続きの本番。
三木露風という作詞家が生まれて、町のシンボルソングは赤とんぼ。山田耕筰のつけた曲でしばらくはヒットしなかったが、今や国民的童謡と言われている。昭和50年頃、童謡の衰退に危機感を持った作詞、作曲家たちの要望と町おこしの方向性が一致し、作詞コンテストが始まったのである。中田喜直氏、大中恩氏、坂田寛夫氏らの生で並んだ姿をみた時にはちょっと感動した。当時の日本の合唱曲のトップが揃っているのである。
真理ヨシコさんとか小鳩くるみさんとかもやってきた。今、童謡協会理事長の湯山昭氏も若かった。 各小中学校の子供、PTAのコーラスも出てきて盛況だったが、学校は結局時間確保の問題で手を引いてしまった。親たちが来なくなり、どんどん参加者はしぼんでいった。そして同時に押し寄せる高齢化。それが今の姿だ。
入賞曲も変わった。素朴な歌が少なくなり、歌いにくい曲が増えたと思う。それは定型詩から自由詩への流れにも似ている。でも、初期の曲の方が確実に歌い継がれていると思う。我々の脳の老化の問題かも知れないが。
湯山氏は今日の挨拶で、「作詞、作曲とは常に新しいものを見つけること」と言っておられたが、もう我々の脳は古くなっているのだろうか。もっと高齢でそれができると言うのは、やはりただ者ではないのかも。
紆余曲折はあれ、ともかく四半世紀続くこの運動、童謡とは?と言う根本を見直す時かも知れない。今の子供の歌はマスコミが操っているが、そのアンチテーゼならいいことだと思う。しかし、売れない。
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