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モッコクの手入れに都合3日かかった。まだ樹冠が揃っているとは言い難いのでもう少し必要だ。今ごろからかかって、他に用もあるので日に実質3時間くらいの労働になるのかも知れないが、木に登っているといろんなものが見えてくる。
モッコクは自分で樹型を整えていくというけれど、これはすなわち日の当たらなくなったところを自分で枯らして、いくらでも大きくなっていくということだ。密生しているところはまるでジャングル状態。下向きの枝、内向きで逆さまの枝、 絡み枝や平行枝で自分で淘汰していく。そこに強い徒長枝が飛び出す。自分どうしでも、他の木とも干渉してお互いに傷む。下にある葉もなぜか傷んでいる。カイガラムシがついているのも、蜂の巣も見つけた。
徒長枝は茶色っぽく、色が違うのですぐに分かる。 うちのように大きなモッコクだと登ってやるしかないのだが、結構枝先に移動するのは怖い。だから下から梯子を立てることになる。12尺では少し大きすぎるかなとも思ったけれど、まだ足りないくらい。
父が残した庭だが、父は専ら植木屋に頼んで自分ではあまり手入れをしなかった。その結果がこれだ。細かい枝がからむのは10年やそこらの話ではない。見かけだけを整える植木屋だったのだ。
こういう道楽ものを残すのは考えもの。少しずつ息子にも世話をさせて、どうするかを考えさせた方がよかろう。あればあるで風情も香りも楽しめるが、正に維持費はバカにならない。防除の手間、剪定、掃除の手間と。隣の樫の木にドングリが実を付けているのは見ていて楽しいし、その隣のキンモクセイの香りもいいものだが、実が落ちたらこれもやらねば。 サザンカはもう大きな花芽をつけている。葉芽だけを切り取るつもりが、つい見落として「しまった!」
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