老父のつぶやき

連日猛暑の都会の皆さんには申し訳ない気がするが、落雷で隣町は停電、姫路市には大雨洪水警報が出ているそうだ。その冷却効果だけをいただいて実に快適な夜になっている。

家には温度計がないので正確には分からないけれど、熱帯夜はこの夏3日にもなっていないと思う。寝苦しいと思ったのは1日だけだ。夜の気温が下がるか下がらないかで睡眠や疲労感はずいぶんと違ってくるだろうと思う。よい睡眠がなければ疲労回復は出来まい。

昼はクマゼミ一色だが、家に帰ってくるとツクツクボーシが鳴いている。ちょっと遅くなるとヒグラシかな？と思うような声もする。確実に夏は深まり、秋が近づいている。夏休みも後半になって今朝は通勤路の傍でラジオ体操も終わったらしく、子供が何かを抱えて帰る姿があった。私が子供の時にはお盆も含めて最後までラジオ体操はあったが、このごろは短く終えるようだ。

お盆には母の実家に行くのが常だったが、行った先でもラジオ体操をやっていて、そこのハンコをもらったものである。 「夏の友」も共通だったし、（教育委員会が一緒だから当然だが）変な一体感を感じたものだ。

ドラマや漫画には夏休みの宿題の追い込みで最後が大変、と言うのが多いが、私はその点だけは優等生。最初10日ほどで8割方片づけてしまっていた。残るのは図画、工作だ。鉛筆で済ませられるものは早かった。あの頃は自由研究なんてなくてよかったなあ。 そう言えばこの頃はケラの鳴く声を聞かなくなった。