PR
「親の意見とナスビの花は千にひとつもムダがない」と聞かされて育ったが、雑草を採りに畑に入ったら身のつかない茄子の木を見つけた。

少し見にくいけれども、白っぽい花をつけている木には全く実が生っていない。少し左の、紫色の花をつけている木にはちゃんと生っている。葉の形も少し違うのでこれは雑草だろうか?と思って根元を見たら、株は同じなので驚いた。多分接ぎ木をして、丈夫な台木のほうから伸びてきたんじゃないかと思うが、遺伝的に個体成長に長け、生殖成長に欠ける台木なのだろう。
親の意見のほうは大いに異論があるが、千を意見されて、役に立つのは百もあるだろうか。私の父は応召の末に憲兵になったが、公職追放で食料品組合に就職した。 その後独立してスーパーのようなものを始めた。軍の中ではかなり物資も豊富だったようで、もらった酒を闇で売り、かなりの蓄財をしたらしい。学歴はなかったのでいわゆる「たたき上げ」、ワンマンもいいところだった。多分「親の意見と・・」は父から聞いたのだろう。
祖父は農機具の修理をしていたらしいが、私や息子の進んだ道を考えるとどうもエンジニアの端くれみたいなのが血統のようだ。時の運というものもあろうが、それから言えば父は商売人で異端。理屈より感情の人間だった。
お盆には息子、嫁、孫、娘と一緒に墓参りをして、「おじいさん、5代目の男の子やで」と報告した。そう言えば祖父は次男、父は長男だが上に4人の姉がいる。私、息子、孫は第一子の男。父はそういう意味でも変わっていたのかも。
めんどくさっ!万博入場券 2025年08月27日 コメント(2)
家族信託・任意後見 2025年08月18日
蝉が鳴きはじめる 2025年07月18日
カレンダー
New!
七詩さん
ピピノさんコメント新着