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「いや〜60年生きてきて初めてや」自治会長がこぼした。営農組合の作業場に保管してあった新米を400kgばかり盗まれたという。田舎とは言え、大型農機やら乾燥機の騒音で苦情が出るといけないから作業場は田圃の中だ。朝行って見ると平積みにしてあった米袋が消えていたという。フォークリフトで高く積み上げた分は無事だったらしい。
同じ日に隣町複数でも盗難があったので計画的な犯行だろう。この自治会長、元警察官だったので怒り心頭と言うところだ。当日は乾燥機の重油の納品があり、窓を開け放しにしていたらしい。どこも高齢化が進み、もともと村の中だけの営農組合だったのが近隣の村から「一緒にやってくれ」と要望が入り、今や10町からの田圃を請け負っているそうだ。その分を盗まれたので自分の家の分を充てなきゃしょうがないかなあ、と諦め顔。
温暖化の所為か麦の雑草が変わって来て、コンバインに絡みつき、作業効率がものすごく低いらしい。少し刈っては機械の掃除になるから、それは厳しいだろう。除草剤もまだ有効なものが見つからないそうだ。中国から飛んできたものではないか、と考えているそうだが、足下でこんな事態になっているとは知らなかった。
私の家は早くから田圃をやめてしまったので実感に今一つ欠けるのだが、日本の縮図とも言える。ここにTPPの追い討ち?
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