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今朝の新聞を見て母校の合唱団が全日本合唱コンクール ユース・大学の部で銅賞を受賞しているのを知った。実に40年前の卒業生になるが、今見ても嬉しいものである。当時、合唱団は混声合唱団とグリークラブの2つがあり、自治会の関係から教育系のグリークラブ、文理系の混声合唱団となっていた。更にその昔はひとつであったのがグリーが活動方針でスピンアウトしたものと聞く。
ところがある晩、部室棟で火災が起き、その棟にいた混声合唱団は焼け出されたかたちになってしまった。一方グリーは部員の減少に悩んでいた。倍半分ほどで特に女声が少なかった。対立の時代は去った、再融合を、と言うことで名前も合唱団にした。
時あたかも70年安保。 本来関係ないと思うが、「先生の手は借りない」と突っ張る輩ばかりで、運営も指揮も学生だけでやっていた。この経験は今役に立っているところもあるが、コンクールは惨敗の連続。四国山脈の高さを感じる屈辱であった。
私たちが3回生の時の1回生が政権を握った?時(次年の3回生である)彼らは「金をとろう」を年間目標に提案した。「金至上主義か!」と旧回生は気色ばんだが、「金をとれないと言うことはいざと言う時に結束も出来てないし、技量も足りないということだ」 と一蹴。いや、仰る通り。
そして次年の1回生が3回生になった時、それは現実のものとなった。見事金賞をとり、全国大会に進んだのである。その後20名ほどになった時もあったが、また全国に進むようになった。地方国立大学の合唱団なんて、 ド素人の寄せ集めから始まるのだ。夏合宿で何とか楽譜を読めるようになり、コンクール、定期と進んで行く。都会の有力私大には「1回生はステージに上げない」と言うところもあるらしいが、そんなことでは人数が揃わない。促成栽培の特訓しかないのである。
おめでとう、高知大学合唱団の皆さん。
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