老父のつぶやき

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2017年08月16日
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カテゴリ: 分類困難
これは近所の葬儀社に立てられていた看板で、何かと思えば葬儀に使われた飾り物を引き取って供養しますと言うものらしい。この「供養」と言う言葉は便利なもので、斎場に行けば「焼け残りは適当に処分いたします」と言う意味で使われるし、これの場合も多分「邪魔でしょうから引き取ってあげますよ」くらいな意味だろう。傷み具合を見て再生するか、処分するか、「適当に」決めるのだろう。この頃の家庭のこと、葬儀の時に提灯やなんかを頂いても置いておくこともないし、邪魔になっているのが実情だろう。有料でも処分してくれるなら・・・と思い、持って行く人もあろう。

葬儀社のほうは供養の名のもとに、顧客情報を得られる。核家族が多いので葬祭用具と仏具の違いもよく分からない人も多いと思う。何を言われても、「はあ、そういうものか」と何となく納得するだろう。

うちは浄土真宗本願寺派ということで、毎月「本願寺新報」と言う新聞が配られてくる。お盆には「迎え火」とか「送り火」というものがあるが、「両方とも不要」と明記してある。今日は京都では五山の送り火だが、本願寺はだんまりなのだろう。追善供養も精霊も否定している。私も「死んだらみな仏、何でも許してくれる」と拡大解釈し、女房と仏壇にお参りして家族の無事を報告しているつもりだ。親のダメさ加減も、死んでから分かることが多い。おそらく私の子供たちも「ダメな親だったなあ」と思うことだろう。

これからは家族葬にシフトして行くだろう。現に私の田舎でも地縁が薄れ、事後報告になることが増えてきている。地域のひとへの挨拶と位置づけているので母の葬儀は普通にやるつもりだが、自分の時には情勢も変わっていることだろう。結局は子供の判断にゆだねることになるだろう。子供は私以上に地縁が薄いので、宅地・建物も処分する可能性がある。

そうやって地方は寂れて行くのだろうな。





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最終更新日  2017年08月16日 22時22分13秒
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