老父のつぶやき

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2018年06月14日
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カテゴリ: 視・紙・誌面から
農協の依頼で苗の積み込み、配達の手伝いをすることになった。私が10歳になる前に父が田圃を売り払ったので、私自身は田植えの記憶はほとんどない。学校田もあったが、こちらも作業の記憶がない。確か種もみをまいて苗代をつくり、そこから苗を取って水田に運び、田植えをしていた。あぜ道からわらしべで縛った苗を投げ入れてそれを解いて道糸に従って植えていく。

今は農協で苗を苗箱に育て、充分に根が育ったところで各農家に配り、田植え機にセットして植えていく。時間効率にしたら昔の100倍くらいになっているのではないだろうか。苗箱はかなりの量の水を含んでいるので結構重く、3kgくらいあるそうだ。

これを120くらいの単位で積み下ろしする。手作業だ。年をとってできる仕事ではない。生産農家は80代の人もある。後継者がある人もあるが、多くは高齢者だ。今は自分で田植えから刈り取りまでこなしているが、次第に作業の委託部分が多くなり、最後は土地を貸すだけで営農組合が実際の作業をやることになるそうだ。

こうなると農地の寡占化が進む。土地の名義人はそのままでも実際には昔の地主の復活と言ってもいいのではないか。不在の地主からは相続も面倒だと売却してしまう場合もあるだろう。これからは専業農家が増えるかも知れない。実際、私の住む地区では元庄屋様の家が営農に投資し、そこそこの成果を挙げているそうだ。

農業は必須。食べるものを作り、敵は自然。病害、虫害、獣害、鳥害、風水害。温度も。我々は買い食いに慣れ過ぎてその手間がないのを当然と感じていやしないだろうか。





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最終更新日  2018年06月14日 23時13分18秒
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