老父のつぶやき

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2020年02月07日

高校卒業50年

(2)

テーマ：今日の出来事(299444)

カテゴリ：分類困難

facebookに医者をやっている同級生が投稿していた。毎日西宮から明石まで通っていて､JR西宮駅の朝の写真を載せている。「この頃になると高校の卒業式を思い出す」

私の卒業は東京大学の紛争で入試が中止になった次の年だった。比較的新興の私立高校で､我々は11回生だった。当時の校長が「わが校は進学校であるからサッカーで勝ち進んだからといって土曜日の試合参加は認めない」「棄権せよ」と言うことが発端で（初めての県大会に駒を進めたのだが）「生徒の意見を学校運営に反映させよ」と生徒会の立ち上げで学校と対立し､高校3年の2学期に授業放棄をやらかした。その時の指導メンバーの一人が件の医者であった。

当時は高校紛争もはやっていたが、東京や大阪のことで､兵庫県の片隅でこんな事件が起ころうとは予想もしていなかった。「団交」で授業をつぶして先生とやり合う訳で､しばしば下校時間をオーバーした。私は「心情的には分かるけど､今かい？」というノンポリ（古くなった言葉！）で、しばしば抜け出して帰る不良生徒だったが。

結局次年からの生徒会立ち上げを約束させ、卒業式も生徒が仕切ることになって国家も校歌も歌わないパーティー形式の卒業式になった。先生からも「なかなか良かった」との声が上がり､しばらく検討の対象になったが､間もなく普通になったらしい。そんないきさつがあったので地元高校のトップで1/31に卒業式だった。さっさと追い出したかったのが本音ではなかったかと思う。

そんな元やんちゃ坊主の発言に同窓生がどんどん投稿､少し盛り上がった。あれから50年､みな頭が薄くなった。

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