老父のつぶやき

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2023年04月05日
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カテゴリ: 失職・再生の遍路
朝ドラの「らんまん」が始まった。高知県出身の牧野富太郎をモデルにしたもので、五台山に牧野植物園がある。学生時代を過ごしたものにとって、懐かしい土佐弁。母親役の広末涼子さんはさすがに高知市出身のネイティブ。〔こういう言い方もありかな?〕と思う部分もあるが、ほぼ正確。台詞上、標準語的なアクセントにならざるを得ない部分なのかも知れない。

牧野富太郎が生まれた「佐川」と言うところは、酒どころとして有名だが、違う意味で有名なところだ。酒の醸造で「はやわき」と言う現象がある。麹菌による米の糖化と酵母によるアルコール発酵を並行して酒の醸造が進むが、十分に糖化が進まないうちにアルコール発酵が進んでしまい、良質の酒が出来ないのだが、佐川ではこの現象が起きる頻度がきわめて低かった。硝酸塩を含む水が酵母の動きを良好に抑制していたのだった。

土佐弁の中で有名なのは「〜しちゅう」と言う助動詞だろう。似たものに「〜しゆう」と言うのもあるが、標準語だとどちらも「〜している」と言う表記になってしまう。前者よりも後者の方が現在進行形のニュアンスが強い。関西系の言葉でなら、「〜しとる」と「〜しよる」の違いだ。

牧野植物園にはカタツムリの採集でお世話になった。消化管から酵素を取り出すのだが、ここには立派なカタツムリが多かった。係の人にその旨話すと、「おお、また来てくれたかよ。かまんき、入ってなんぼやちとっていて」とただで入れてもらった。カタツムリは植物を食い荒らす害虫なのである。

今年の朝ドラはそういった意味で興味深い。島崎和歌子さんも当地の出身だが、より威勢のいいイメージがあり、楽しみだ。





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最終更新日  2023年04月05日 19時16分28秒
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