老父のつぶやき

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2025年02月15日
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カテゴリ: 飲み食いの話
コーラスの仲間からバレンタインデーのチョコレートを頂いた。私の古い記憶だが、1964年の東京オリンピックの頃だったと思うが、森永製菓の高価なチョコレートに「ハイクラウン」があった。当時、板チョコの銀紙包装が50円くらいだったところに、100円くらいで売りだした。包装も、今で言うフリップトップの紙箱で、ちょうどタバコのハードケースみたいな印象で、まさにちょっと違う気がしたものである。

その拡販にバレンタインを引っ張ってきたように記憶しているが、それよりもいくらか遅れて女声がチョコレートを買いあさる?世相になってきた。「本チョコ」「義理チョコ」などと遊びの感覚もあった。会社員時代、「義理」と熨斗紙風に書いて包んだ10円チョコの記憶は強烈に残っている。

ところが、もらったものにひと言いうのもどうかと思うが、今年のチョコレートが例年よりも口どけが少しよくないのでは?と感じた。バレンタインのチョコは比較的大粒のものが多い所為かと思っていたが、やはり少し硬いように感じる。測定に基づくものではなく、あくまで感覚だ。

チョコレートの融点を、季節によって操作するのは有名な話だ。実際に夏に融けるチョコレートなど食べにくくてしょうがないし、流通にも問題が出るだろう。冬は少し下げる方が口どけがいいはず。カカオバターが主原料だが、今年はカカオが不作で、金額が跳ね上がっているところをみると、高融点の油脂を混ぜている可能性も考えられる。

融点の異なる油脂を混ぜたときに、融点はどう動くか。面白いもので、算術的に例えば50℃のものと40℃のものを等量混ぜたときには融点は算術的な平均の45℃とはならず、少し高くなる。高融点の方に引っ張られる。例えば47度とか言う具合だ。

で、どんなチョコレートでも融点が上がっているかというと、そうでもない。タカが3社ほどのサンプルである。高級品で知られるG社のものは最も違和感を感じなかったが、その価格からして納得がいくものだった。
どこの会社も原料の調達には苦労しているはずだ。





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最終更新日  2025年02月15日 23時43分02秒
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