老父のつぶやき

老父のつぶやき

PR

2025年04月24日
XML
テーマ: 今日の理系(398)
カテゴリ: 飲み食いの話
コーラスのジョイントコンサートをやるにあたって、「昼食をどうするか」と言う課題が残った。「弁当屋に注文しよう」と言うことに決まりそうな中で、「最近出来たおむすび屋さんのおにぎりがうまかった」と言う発言が女性からあった。うまいものには目のない集団だ。

生産農家が、自分の田んぼでとれた米を使い、おにぎり屋を始めたそうだ。団員の幼なじみが始め、その子供同士も同級生というまさに絵に描いたような地産地消。で、その贔屓もあって話がまとまったらしい。世の中のおにぎりを販売するのは、ほとんど「仕入れて」作るから、コストが第一、1個あたりのサイズが小さくなったり、原料米に安いものを使うようになるのは必然だ。

その点、生産農家は、地元で最もよくつくられている「ヒノヒカリ」を前面に打ち出している。梅干しも地元のものを使っている。いい商法だと思う。「米粉のクレープも作ってるんだって。私はクリームが苦手なんで食べないけど、美味しいらしいよ」

「どうやってつくってるんだろ」とつぶやくと、「知る訳ないでしょ。あんたねえ、美味しいものを美味しいといってるんだから変な突っ込みしないでよ!」と叱られた。「いや別にあんたに聞いた訳じゃないんだが」をかみ殺した。
子供の頃からの悪い癖だ。機械ものは「どんな仕組みで動くのか」とすぐに分解してしまうし、天気予報は気象情報を聞いて天気図を描き、明日の予報と見比べてきた。「前線が行っちゃったからこれから回復だね」とやるクチだ。

予想を言えば、「多分糖類を蒸した米と混ぜて羽二重餅のような生地を作っているのだろう」と言うところだが、話の腰を折るには十分な発言かも知れない。デンプンは水とともに加熱してアルファ化して食べられるようになるが、放置すると老化が始まり、果ては干し飯になる。ここに糖が存在すると老化の速度が遅くなり、軟らかい可食の状態が長く続く。クレープは作ってすぐに消費されるから小麦粉を使わずに出来るのだろうと思う。

「理系の人々」と言う漫画を読んでフムフムと頷いてしまうのである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025年04月24日 21時32分58秒
コメントを書く
[飲み食いの話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

カレンダー

コメント新着

maetos @ Re[1]:突然消えた「お気に入り」(10/06) 情報提供者Aさんへ 情報あありがとうござ…
情報提供者A@ Re:突然消えた「お気に入り」(10/06) 情報提供だけなので、挨拶などは省略させ…
maetos @ Re[1]:愛と勇気だけが友達さ(09/29) maki5417さんへ 私の経験では末の娘に読ん…
maki5417 @ Re:愛と勇気だけが友達さ(09/29) アンパンマンは、子どもたちが小さい時に…
maetos @ Re[1]:たかが虫ゴム、されど虫ゴム(09/25) maki5417さんへ 片道3km強はちょうど良い…

プロフィール

maetos

maetos


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: