老父のつぶやき

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2025年08月05日
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カテゴリ: 視・紙・誌面から
原発の新設を容認する方向で地元では話が進む。「また汚いものが」と思ってしまうのだが、地元に落ちる金の方が強いか。

私が子供の頃、「原子力は原爆とは違って怖くない」と教えられていた。学生の頃、東海村の「バケツ臨界事故」がおきた。放射線を浴びた当事者は短期で亡くなった。放射線は遺伝子を壊してしまい、細胞の再生も出来ない。

高速増殖炉のナトリウム漏れが起きたのも似たような時期だっただろうか。プルトニウムを燃やして永久機関のような「燃料を作りながら発電をする」と言う計画は結局頓挫した。高温の金属ナトリウムなんて、考えただけでも気味が悪い。

高校の頃だったか、田湖輝さんの「頭の体操」で、「何でも溶かす液体」はない、と言う指摘をした、なぜか?と言う問いの答えは、「そんな液体を入れておける容れ物がない」だった。それを地で行くような事件だった。発火して、水をかけたら爆発的に水酸化ナトリウムの塊になり、中和するにしても中和熱で次の危険がでるだろう。

結局のところ核サイクルは成立せず、ごみ捨て場に困っているのが現状。まさに「トイレの無いマンション」なのである。ゴミはどこでも嫌がられる。手を挙げたら注目される。使用済み燃料は溜まるばかり。それぞれの原発で「一時保管」の元に置かれている。

おそらくは新設しても同じ状態になるだろう。電気の需要は伸びる(と言われている)が、例えばリニアもたくさん消費するだろう。リニアで東京-名古屋が1時間になると言うが、それにどれだけの価値があるのか分からない。人口は減る。今の新幹線でも間に合うんじゃないかと以前から思っている。またデータセンターやAIの運用にも電気が必要だが、グリーンエネルギーに切り替える方がまだマシではないかと思う。

川、風、海、太陽光など原子力以外の選択をするべきではないか。醗酵メタンも選択肢かも知れない。醗酵メタンはもちろん硫化水素も関係してくるが、汚泥は肥料に出来るはず。(水との分離と言う課題はあるが)放射線よりは取り扱いやすいはずである。





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最終更新日  2025年08月05日 23時05分48秒
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