流れ星と羊飼い

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君に

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2007.01.09
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カテゴリ: その他
【進一日記】

beerman.png

そう、リンダはやはり違う国柄なのか、普段僕が感じる女の人との感覚ではないそんな違った物がやたらと感じられ、それが何とも言えない程に心地よかったように思えます、、、

そして、あの時からパトレシアも毎回と顔覗かし、そこから知るパトレシアの常に堂々とした物事への姿勢が毎回とこの僕を驚かせたものです、、

そしてパトレシアとリンダは交代ごうたいで、枚方と京橋の路上でアクセサリーを売ってて、僕自身は昼は枚方、夜は京橋と売っていたので、その中で二人との路上での関わりの日々は、この当初での僕の絵売りの日々の中でとても楽しかったです、、

リンダは毎回、友達にポストカードを友達に送るんだと、わざと僕のへんてこな絵のポストカード買ってそれを友達に送り、そしてそれと同じくパトレシアもそうであり、どうやら二人の中でのちょっとしたブームだったんでしょうね、、、

そして、そんな二人の仲の良さに、それと時にはおちゃらけ変な絵を友達に送りそして喜んでるユーモアさがこの僕にはとても微笑ましく思ってました、、

常にビールを飲んでる僕の姿を見てはそれを喜び、そう、実は外国の人は【僕が昔絵売り以前で知り合った、もしくは他にいた常連のお客さんはそうでありました。それ以外で関わりを持たない外国の人はどうかは知りませんが。】道ばたやら、そこいらで酒を飲んでる事に嫌悪感はあまりなく、僕が毎回そうある事をやたらと喜び、そしてそれと同じく一緒にビールを煽る事が多いんですよね、、、

もちろんパトレシアは僕の真似をしてだか、よく路上でアクセサリーを売りながら、ビールをラッパ飲みしてて、その姿をやたらと僕にアピールしてましたね、、

「へっ、なんかすげぇ女、、、、」



そうした日々の中で、数ヶ月の月日が流れ、リンダはイギリスに帰る事になったんですよね、、


、、、、、、、


だから、僕はそれがやたらと寂しく思え、

「なぁ、また日本に来るんだろ、、、?

俺はリンダが居なくなったら寂しいじゃねぇかよ、、、、」

【月日が経ち過ぎて、どんな言葉を吐いたのかは確信が持てませんが、きっとそうのような事を言いました。】

と、あまり本音を【特に女の人】言う方ではない僕には珍しく、そう言ってしまい、

そしたら、人が大勢見てる路上の中でリンダは大らかにこの僕を抱きしめてきたんですよね、、

意外と無頼派気取りとしていたい僕としては、



なんか、俺、女に抱きしめられてらぁ、、、

それも人が大勢いる中でよ、、、、



普通はこの逆だよな、、、、?


などと思いつつも、なんかこんなのも悪かねぇなぁ、、、

と心地良さを感じ、

そしてそんな屈託のない明るさに、無邪気さに、それでいてそうした暖かみある行為を自然と当然に出来るリンダの人柄に心打たれたこの時の僕でした、、、


、、、、、、




リンダとの接点が消えた分、やたらとパトレシアとの接点ができ、それから知るパトレシアと言うのは、この僕を度々驚愕させましたね、、

やはり路上で何かをすると言う事はそれだけ人と関わりを持つと言う物であり、そしてそこで何かをしているのだから、常にそこに居続ける事は当然の事で、だからその中で訪れる全ての人を選べれる分けもなく、どうのような人でも幾らでも顔を覗かせます、、、


冷やかす人、、

馬鹿にする人、、、

からかう人、、、

と、、、

そしてパトレシアの場合、女の人と言う事もあり、酔っ払いのおっちゃんやら、その他多くのたちの悪い人がパトレシアにちょっかいをかけてきてはいたのですが、それを怯む事なく当然と、気が強い程にあしらい続けてたんですよね、、、

その時の彼女の逞しさと怯む事ないその時の様子は、僕が人生で今まで見た事のない女と言う物であり、ほんと驚かされたものです、、、

ある時に辰にぃとその子分達【辰にぃは常にバイオレンスと常に喧嘩に明け暮れる人】に、冷やかされ絡まれる時も、余裕こいてビールをラッパ飲みしながら、

「クレイジーマンっ!!」

と、辰にぃらを指差し逆にからかい、飲み干したビールの空き瓶を自分の股間に突き立て腰を振り回し、おとといきやがれ的な言葉を言い放っていましたね、、、

、、、、、


気が強く、いつでもおちゃらけてて、一度でも人に心許したら初めとは打って変わってべったりなパトレシアはほんと魅力的に思え、けれどもきっとこいつも自分の国にいつかは帰っちまうんだろうなと妙な寂しさを引きずってたその時の僕でありました、、


そしてある時に、路上でアクセサリーを売るでもなく、唐突に僕の絵売りの所に来て、そしてその隣に座り込み、手にした紙袋から何かを取り出してきました、、

だから僕は、

「これはなんだい、、、?」

と、そう聞くと、どうやらそれは写真立てで、リンダと一緒に映ってる写真をそれに入れて、そしてそれをリンダの家に送るんだと得意げに言ったんですよね、、、


それをいちいち僕の横でやる意味は分からないのは置いといて、やたらと不器用にどんくさくそれを準備してるパトレシアのその姿は微笑ましく、けれどもあまりにもどんくさいので手にしてた道具を僕が取り上げ、

「俺がやってやるから、パトレシアはそこで見てりゃぁいいからよ、、、」

と、僕がそれをちゃんと要領良く準備し始めてたら、それが不満に感じたのかなんなのかは分からないのですが、

それをまた僕から無理矢理取り上げ、自分で準備し始めようとしてきて、

やっぱりこの僕も気が強い方なので、だから

「俺がやるっていってんだから、見てろよっ!!」

と、それを二人で強引に取り合いして、

最終的にパトレシアがそれをちゃんと自分で準備するんだから、だから黙っててくれと、僕に怒ってきたんですよね、、

ならよ、、

なら、自分ちで適当に準備すりゃぁいいだろ、、、、

と、そう思いながら僕はパトレシアの様子を眺めてました、、、

けれども必死に鈍臭く要領悪いその姿は何だか微笑ましくも思え、そして準備し終わったその瞬間、万遍の笑顔で、

そうあの時、僕のポストカードを自分も買うんだと強調した中で買い終えたあの時と同じ万遍の笑顔を零し、そして、その写真立てに入れてたリンダとパトレシアが映ってたそれと同じ写真を僕に渡し、そして

「あげる、、、」

と得意がってたパトレシアの表情が今でも懐かしくも思えます、、、


、、、、、、、、

、、、、、、、、


そして、それがこの僕がパトレシアと戯れた最後の瞬間だった、、、、


ある時にパトレシアはもう自分に国に帰るんだと、

また別の知り合いの外国の人、ニッキーに聞き、

何だよ、、、

それなら、俺はちゃんとしたお別れの言葉を言いたかったのによと、そう思いながらも、さよならもなんもなしのパトレシアだからこそ、だからこそ、らしいのかもしれねぇなぁ、と少しの侘びしさを残しつつもそう感じてました、、、




そして月日は流れ、もうあれから6年以上もの月日が流れた、、、

相変わらず僕は路上で絵を売ってる日々を過ごしてる、、、

そして、そうした中でやはり路上でアクセサリーを売る外国の人は数多く居て、

そしてそうした人らが度々僕の絵を買って行きます、、、、


、、、、、、


けれども、あれから一度とてこの僕は他のそうした人らに心開いた試しは一度とてなかったりもします、、


俺に取って路上でアクセサリーを売ってる奴はさ、、


そんな奴はよ、、、、


リンダとパトレシア、、、


それだけで充分、、、、、

、、、、、、

俺に取っちゃぁ、

いつまで経っても馬鹿な程までにあいつらだけさ、、、、





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最終更新日  2007.01.09 23:59:27
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