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重いテーマだけど、今自分の思っていることを形にしたくてね。
オレの婆っちゃん。
明日には集中治療室から一般病棟に移れるみたいなんだけど・・・
オレには日に日に悪化してるように感じる。
脳内出血を起こしたけど、手術は必要ない
(というか体力的に無理っぽい)らしいが、
言語や体の神経系にやっぱり症状が現れて。
今日の昼休みもわずかながら顔を見せた。
話しかけたら一応目は開くのね。
でも、もうオレに焦点が合わなくなってきてる・・・
今日は呼吸器も装着してたし。
昨日はオレも休みで、だんだんと婆っちゃんの意識がなくなりつつあったから、
嫁も同行した。
「今日はヒョードルも来たよ」ってオレが婆っちゃんの肩を叩いて、
嫁が「お婆ちゃん」って言ったら、婆っちゃんは目を見開いて
一生懸命嫁に何か言葉を発してた。
嫁は婆っちゃんにとても気に入られてたからなぁ。
それまでオレが何を話しかけてもダメだったのに、
嫁効果!!!
震えた手も差し出して握ろうとしてたから、嫁も握り返して「お婆ちゃん・・・」
そしたら婆っちゃんは笑ってた。
そして何かを言ってる・・・
でも残念ながら分かんねぇんだよなぁ。
オレはとりあえず「分かった、分かった。」ぐらいしか返せねぇ。
んでね。
ふと思い出したワケ。
オレさぁ、子供の頃、爺っちゃんと婆っちゃんに育てられたんだ。
だから、結構親みたいなもんなんだよね。
爺っちゃんとかスゲー厳しかったぜマジで
ありゃりゃ、脱線しちゃうぜ。
そうだな、オレが二十歳超えたくらいの頃からかなぁ。
婆っちゃんと二人になると、よくオレに
「もう、無理そうな時は楽にしてや」と頻繁に言うようになった。
オレは「何言うとるんじゃ」といつも返してたけど、
毎回婆っちゃんはマジだった。
オレが「分かったよ。」って言うまで話を止めなかったなぁ。
まだ、そこまでの状況でもねぇし、オレも諦めてねぇけど、
今日さ、ちょっと考えたんだよね。
実際、その時が来たらオレどうすんだろうって。
超キビシイ二択だなぁ、って。
婆っちゃんが望むこと(楽になる)とオレが望むこと(まだ早ぇ~よ、頑張れよ)
真逆なんだよね・・・
当然、死を選ぶ権利だって婆っちゃんにはあるし、
身内としては「コレでよかった」っていう死はないじゃん。
『人の死』というものは受け入れる事ができるんだよ。
いつかは必ずやってくるわけだからね。
その部分はオレに怖さとか、悲しさはねぇ。
寂しさは当然あるよ。
あと、後悔ね。
急だったから、婆っちゃんにやってあげたかったこと、
伝えたかったこと、聞きたかったこと・・・
全て無理になっちゃうよな。
死んじゃったらできねぇもん。
オレね。
爺っちゃんが死んだ時、スゲー後悔したんだ。
15の時。
爺っちゃんは末期の肺癌と分かった。
死ぬ直前、家族や親戚が病床に集まっている時に、
みんなにオレが声を掛けてやるように言ったんだ。
そん時はホントギリギリ意識もあってオレの方をじっと見てた。
「何か言ってくれ」ってのも伝わってきた。
オレ、どうしたと思う
「いいよ」って言って病室出ちゃったんだ。
「爺っちゃん」って言ったら涙が溢れそうだったから、って理由と
「まだ死なねーよ」って思ってね・・・
結局、その数時間後に爺っちゃんは旅立った・・・
オレはその後も泣かなかった。
いや、泣けなかった。
自分に情けなくて、腹が立って・・・
最後に言葉掛けてやったらよかったな、って。
いつも墓参りに行くと強く思う。
もうあの時みたいになんのは絶対に嫌だ
まだ婆っちゃんが死ぬわけじゃねぇのにこんなマイナスな事
書いちゃってゴメンね。
でも、もう一回自分に言い聞かせたかったんだ。
今度はヘマすんじゃねーぞって。
15年経ったオレ、ちょっとは成長してっかな
明日もいっぱいウザイくらい声を掛けてやろう。
オレも婆っちゃんも後悔しねーよーに。
あっ、言っとくけど授業には全く関係ないからな
ココに来たらいつものオレモード突入
フルスロットルさ![]()
罰血恋 や~!!!!!!
エア稲葉 2010年05月11日
空白の一ヶ月 (1) ~お会いした塾ブロガ… 2007年11月29日 コメント(6)