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July 30, 2005
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☆アストラッド・ジルベルトと言えば『イパネマの娘』などで
よく知られているが、本国ブラジルでは完全に無視され
ボサノバ辞典などにも名前が出てこない。
これはいったいどういうことか?
そもそもアストラッドは、単にボサノバの創始者のひとり
ジョアン・ジルベルトの奥さんであって音楽活動など
やったことがなかった。
ジョアン・ジルベルトとスタン・ゲッツが組んで
名盤『ゲッツ・ジルベルト』を製作するにあたり、

結局『イパネマの娘』の最初の部分をジョアンのポルトガル語で
途中からアストラッドの英語の歌部分が加えられた。
ところが、何とアメリカではジョアンのバージョンをカットされ
アストラッドの英語バージョン部分がシングルカットされることとなった。
アストラッドのクールな魅力と正確な英語の発音が評価され
『イパネマの娘』は大ヒットとなり、グラミー賞まで取ってしまった。
もちろんアルバム『ゲッツ・ジルベルト』も大ヒットとなり
ボサノバがアメリカ経由で世界に広がっていった。
その後アストラッドは、アメリカヴァーヴレコードで
ソロアルバムと数枚吹き込むこととなる。
彼女はささやくようにクールに歌うところに魅力があったのだが

よくよく聞いてみると声がフラットすることがときどきある。
いわばフィーリングで歌っていると考えればよいかもしれない。
彼女の父親が英語の教師だったこともあり
彼女の英語の発音がとてもよく、これは大きな助けになったと思う。
彼女のアルバムの中では、推薦できるものがあるとすれば

ボサノバの名曲や当時のヒット曲をクールなフィーリングで
ほとんど英語で歌っている好盤だ。
プロデューサー、アレンジャー陣も一流どころが担当している。
3rdアルバム以降は、チョット下手さが目に付いて
あまりお勧めはできない。
いずれにしても夏の季節に彼女の『イパネマの娘』を聞くと
涼しげに感じボサノバの感性に触れることは間違いない。









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Last updated  July 30, 2005 09:59:50 PM
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