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2009.02.02

「つきのふね」　森絵都

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(94070)

カテゴリ：本　映画　ＴＶ　音楽　美術　など

「DIVE!」以来、森絵都さんの本を続けて読んでいます。

宇宙のみなしご

「宇宙のみなしご」（対象年齢　小学６年生以上）

この本も良かった。
え？なにそれ・・・屋根登りって・・・
子供が真似したら危険だし、
屋根直しの職人さんが直すために登って、
意外と痛んでて屋根を足で踏み抜いてしまい、
見えないところだからそ知らぬ顔で、賃金だけ取って帰っても
家主は気が付かないので怖いけど、それが実は良くあることだ。。。とか聞くし

余り共感しない気分で読み始めた。

だけど登場人物を知るごとに、段々と興味が深くなり
途中からは夢中で読んでました。

森絵都さんの本は、童話ではなく、中～高生向き。
確かにこの年代向けの本で、本当に夢中になって読める本って
割合少ないと思う。
漫画だったら、この年代がターゲットのものが中心なのにね。

大人が読んでも楽しめる内容なのは、間違いないです。

つきのふね

そして、「つきのふね」

主人公は不良で、成績も中の下だという。
今時は特に、多分

彼女達の日常を少し不思議に思うかもしれない。

なのに、私は意外と違和感を感じなかった。

いろいろと、違和感や抵抗を感じるはずの設定なのだけど
共感も同じくらい感じるんだな。

理解できないであろうはずの状況、人物達なのに、

最後まで一気に読んでしまった。

そして・・・最後は泣きました。

本のあとがきに、
この作品については、むしろ大人の方が強く感じるものがある
と言うような事が書かれていたけど、
そうなのかもしれません。

途中ではわからなかったけど、
最後まで読んで、
この本が、とても好きです。

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