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2016.08.25
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「朝のこどもの玩具箱」が面白かったので図書館で借りて、一日で読めた。
面白くて、すらすらと。

だけど、「朝の・・・」はいかにも玩具箱だったのに、この作品はどこが玩具箱なのか。
結構ホラーだ。
でも私は小説ではホラーが結構好き。(映画は苦手)

宮部みゆきのホラー小説に、ちょっと似た感じの話があった気がするのですが、
私はどうも宮部みゆきの「味」が余り好みではなくて、
あさのあつこさんだと抵抗無く読めるようです。

単に味の好みなんでしょう。



私がこの「夜の誰かの玩具箱」の中で好きなのは「お花見しましょ」。

この本全体を通して、人一個の命ははかないものだなと感じる。
非力な女であっても、本気で誰かを殺そうと思ったら、案外簡単なものなのかもしれない。
だって、人ってとても壊れやすい。
毎日を積み重ね、何十年も生きるなんて奇跡のよう。

自分の命と、連れ合いや家族、友達と・・・壊れやすいもの同士のふれあいが大切に守らなくてはすぐに失ってしまう壊れ物なのかなーと感じた。

すれ違い、お互いが理解し合えないとすぐに諦めてしまうけど、ある程度距離があっても、ほんの少ししかつながっていないとしても、それでも一緒に生きていきたいと思えば特別な関係、縁があるということなんだ。

最近、子が受験勉強をしないという理由で親が子を殺した事件が幾つかあったけれど、
きっと一生懸命すぎる親御さんでもあったんだろう。
だけど、完璧を求めて満足できる事など・・・特に子とはいえ他人、に自分の価値観の完成を求めるなど、ありえない。
もしも全く自分とは違う価値観だったり、自分が簡単にできたことを子ができないとしても、なんとかなるものなのだ。




思いつめてしまいそうになったら、「なんとかなるさ」と考えた方が良い。
スッカスカの間柄だと思っても、自分が思うより愛で繋がっている事もある・・・

その感じに、救われた気がする。



夜のだれかの玩具箱





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最終更新日  2016.08.25 22:58:33
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