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私 : 筆者 は ドイツ人のコラムニスト 。
第2次世界大戦の加害者としての反省の日独の大きな違い を述べているね。
来日して20年の女史が驚くこと は、 日本にはナチスを称賛したり、部分的にではあっても「ヒトラーの何々がよかった」「ナチス時代はここがよかった」と褒めたりする人がいることだ といっている。
A 氏 : 昨年、女性アイドルグループがナチスの軍服に似た衣装を着ていたこと が問題になった。
また、 著名な医師がSNSで「ナチス政権下のドイツ医学の発展は目覚ましいものだった」「南京もアウシュビッツも捏造だと思う」と発言 。
麻生太郎副総理兼財務相の過去数回にわたる「ナチス発言」 もある。
「アウシュビッツは捏造」発言は、いわば「広島、長崎の原爆は捏造」と同じぐらい被害者や関係者が負う傷は深い と考えてほしいと 女史 はいう 。
私 : ドイツでは、これらの発言や行動は刑法の民衆扇動罪で禁止 されている。
ヒトラーやナチス・ドイツを礼賛、賛美する言動はもちろん、ナチス式の敬礼やシンボルマークを見せることも禁止 されている。
日本の中学・高校にあたるギムナジウムでは、負の部分、加害者としてのドイツについて、映画「シンドラーのリスト」を見に行ったりして、じっくり学ぶ。
ごく普通のドイツ市民が、 ナチス政権下、隣人のユダヤ人に汚い言葉を投げかけたり、正義の名のもとに彼らをナチスに密告したり、しまいには「そうされてしかるべきだ」と思い込む様子が描かれた小説「あのころはフリードリヒがいた」 も読む。
メディア でも 定期的に特集が組まれ、ナチス・ドイツの犯罪が取り上げられている 。
A 氏 : 「教育勅語」が復活気味の日本 。
天皇陛下が行かない靖国神社に国会議員がぞろぞろ行く日本とは正反対 だね。
女史 は「 日本では学校やメディアで戦争について取りあげる際、被害の部分に焦点を絞る ことが多く、 加害者としての日本について語られることは多くない 。
加害について深く考えないことが、軽々しくナチスを面白がったり称賛したりすることにつながっていると感じる 」という。
私 :現在、 日本では、自国の加害について触れることを「自虐的」ととらえる風潮がある が、 負の部分を振り返り、二度と同じことを繰り返さないようにする というのは 前向きな ことではないかと 女史 はいう。
A 氏:最近、 小池百合子東京都知事が関東大震災の朝鮮人犠牲者への追悼文を見送った ね。
私 : 女史 はそれについて、 今の日本は自分とは違う立場にいる人の痛みに鈍感になっていることは明らかだ と 批判的 だね。
現在 、 隣国同志の欧州統合のリーダーのドイツ と違って、 日本はいまだに日韓、日中問題をかかえているのは当然といえる ようだね。