December 17, 2005
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カテゴリ: 映画
大雪の中、めげずに出かけて映画を観てきた。

自由学校「遊」主催の「ジャマイカ 楽園の真実」、2001年のアメリカ映画。

会議室での、ビデオプロジェクターによる上映。要するにホームシアター。意外と映像はきれいだが、やはり映画を観る環境というか条件としてはよくない。

映画がこういう扱われ方をするというのが、まずしのびない。

映画は、BBCのドキュメンタリーをもう少し自由にしたような作り。

とはいえ、IMFや世界銀行、そのバックにいるアメリカが悪でジャマイカはその経済植民地にされている、という「世界観」を補強し説明するだけの映画。

客観的な風を装った反グローバリズムのプロパガンダ映画というほかない。

やはり、映画という媒体がこういう扱い方をされるのを観るのはしのびない。

白人観光客の無邪気な姿と、ジャマイカの人たちのおかれたシビアな状況の対比などは、使い古されたステレオタイプな表現。あれなら、日本映画「地の群れ」の方が市民社会の無垢な醜悪さを残酷に描いていてはるかに優れている。







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最終更新日  December 18, 2005 12:52:51 PM
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