ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2017/06/25
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テーマ: 京都。(6435)
カテゴリ: 常駐ガイド
【 2017年 6月25日(日)】

 今日は「旧三井家下鴨別邸」ガイドの第16日目、私にとっての最終回でした。

 生憎の雨時々曇りの天気。少し前から、三階望楼のパネル、今日からお茶室内の写真パネルが展示されるようになりました。いずれも普段非公開ですので、これで少しは雰囲気が分かっていただけるようになりました。

 今日で最後ですが、ペアを組んでいただいた皆さん、スタッフの皆さんにも親切にしていただき、楽しく無事に3ヵ月の期間を終えることができました。多くのお客様をご案内させていただきました。


 旧三井家下鴨別邸のご案内の続き。これも今日が最後です。

 茶室と庭園です。


茶室

 非公開ですが、主屋2階同様、貸出が行われており、驚くほど安価なこともあり、よくお茶会が開かれています。


座敷東縁からお茶室を望む





庭園からお茶室を望む





茶室内装の建築材料

・渡り廊下 天井 棟木~栗、垂木~こぶし
・一畳台目小間 天井~黒部杉 柱(西)~赤松 柱(東)~檜 床~檜・松
・三畳次の間 北の床~松 北の地袋天井~松 
       南の床~栃 天井~杉  柱「当丸太」~檜
・庇~こぶし(横) 海布丸太(縦) 敷居~松 濡縁~松
・雪隠外壁~杉皮

 当丸太とは、数奇屋造りの住宅や茶室などの造作材に使用される節やこぶのあるままに磨いた「ひば」の丸太のこと。

 内部の写真は下記の「旧三井家下鴨別邸」のHP参照。
 ​ http://www.kyokanko.or.jp/mitsuike/photo.html ​


庭園 は三井家購入以前の庭に存在していた園地を利用して作られたもの。作庭は 薮内竹翠 (藪内家10代1840~1917)とその次男 節庵 の指導によって行われました。ひょうたん型の池と滝流れ、その南の築山を中心に燈籠や庭石が要所に置かれています。飛び石や庭石には、 鞍馬石 が多く使用されています。

 お庭は、昭和17年の庭園写真をもとに復元整備されました。ひょうたん型池の水が枯れていたので、下鴨神社を流れる 泉川

 昔の写真を見ると全部が苔地でしたが、管理上の理由から主屋と池の間のみ苔地とし、残りは芝地としています。園路の縁石は、写真をもとに再現されました。








 また、この敷地内には、高さ20メートルをこえる落葉広葉樹の ムクノキ 、 ケヤキ 、 エノキ があります。これらの樹木は、下鴨神社境内に残る原生樹林 「糺の森」 と同じ樹種です。観賞用のマツやモミジ、サルスベリが植えられています。

 それらの樹木に中に、庭園の西側、結界の外に夫婦のように寄り添う2本のムクノキがあります。 夫婦ムクノキ と呼んでいます。従前は結界の中からしか見ることができなかったのですが、旅番組で紹介されてから( こちら )、扉を開放し近くまで行っていただけるようになりました。案内でも「ムクノキに手を当てて、想いを伝えてください。」と紹介しています。









 まだ普段非公開の2階や3階のことや、三井家の歴史などについてご紹介できていませんが、ガイドの方が最終回になりましたので、今回で最終回とします。またここを担当する機会があるでしょから、そのときに今回ご案内できなかった分は、ご案内させていただきます。



【過去のご案内】

4月11日  ロケーション、開館時間、入館料など

4月15日  公開に至る歴史、敷地・建物面積、建築年代、公開対象

4月24日  【番外】木屋町別邸所在地探索

4月30日  建築目的と顕名霊社

5月3日  三時代に渡る建築の歴史

5月11日  玄関棟外観

5月20日  玄関棟内観

5月27日  主屋#1

6月2日  主屋#2

6月5日  主屋#3

6月11日  主屋#4


(内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。)



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最終更新日  2019/08/24 02:36:42 PMコメント(0) | コメントを書く


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