ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2021/06/17
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テーマ: 京都。(6436)
カテゴリ: 京都案内
【2021年6月17日(木)】

 今日は昨日に続いて両足院でした。4日目です。


 両足院の案内の続きです。

 お庭を回った後、方丈に上がります。両足院の歴史と方丈の今の建物の歴史はすでに述べましたが、少し書き加えます。

 両足院は当初は「知足院」と称していました。「知足」とは、「老子」33章の「足るを知る者は富む」から、みずからの分(ぶん)をわきまえて、それ以上のものを求めないこと、分相応のところで満足することという意味もありますが、「知足天」を「知足」とも呼ぶので、そちらのほうかもしれません。 知足はtuṣita (兜率)の訳の 仏語で、知足天は欲界六天の第四天で彌勒菩薩が住んでいるといいます。兜率天(とそつてん)ともいいいます。

 そして、室町時代になって「両足院」と改められました。この「両足」は両足尊に因みます。両足尊は仏の尊称の一つで、すべての生類を多足,無足,両足に分け,そのなかで両足のもの (神々や人間) が最も尊いとし,さらに両足のもののなかで最も尊い人という意味です。両足院では慈悲と知恵の二徳兼備のお釈迦様のことだとしています。

 方丈の中心の部屋は「室中の間」で、他の部屋が単純な格天井であるのに対し、この部屋だけさらに格式の高い小組格天井となっており、「室中の間」が方丈の部屋(通常6部屋)のなかで、最も重要な部屋であることを表しています。欄間は筬(おさ)欄間と呼ばれる形式です。「筬」とは、織物の縦糸をそろえ横糸を押し詰めて織り目を整えるための、織機の付属具のことで、金属または竹の細い板をくしの歯のように並べて、長方形のわくに入れたものです。この形に似ているので、筬欄間と呼ばれます。

 天井のすぐ下の壁は「蟻壁」という造りになっています。柱や束が壁で隠されています。高くなった天井によって、間延びした感じになるのを抑えてくれます。また天井の造形が柱の位置から解放され、竿縁や格天井の割り込みが楽になるという効果もあります。この蟻壁も格式の高い建築様式です。

 仏間にはご本尊の阿弥陀如来立像が祀られています。




方丈前庭








(続きます)



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最終更新日  2021/06/27 12:05:19 PM
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