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みかん園の草刈り
この時期は、一雨降るごとに雑草が繁茂してきます。
援農に来てくれる人たちのおかげなんですが、
広い畑を相手にして、例年では自然の力の前に、途方に暮れるころですが、
今年は、自然のスピードに追い付きだしています。
例年だと、草刈りに追われて、それだけでも中途半端で、ヘトヘトにさせられちゃう。
とても、お茶の木を整姿することまでは、手が回らなかったんです。
ところが、去年、農家の方が、お茶の木の整姿するのにトリマーを貸してくれたんです。
これまでは、刈込ばさみでちょっきん、ちょっきんと刈っていたんですが、
整姿作業の効率が、それこそ雲泥の差だったんですね。
それで、今年は、先週のことですが、清水の舞台から飛び降りました。
トリマーはお茶の木の手入れに必需品なんですね。
農家の方だって、自分のところを刈らなければならないわけですから、
毎度かりるなんてことは、虫が良すぎるじゃないですか。
今回の小田原行きで、6,7割の整姿ができました。
ちょっと虎刈りですが、それは初めての始動ですから、まぁ仕方ありません。
これまでは、この作業を何日間も、その度に何時間もかけて、
クタクタにさせられながら、順次すすめていたんです。
広い畑をカマで草刈りしていたようなことだったんですね。
だいたい農家の畑仕事というのは、
その時に、そのタイミングでやっておかなければならないこというのがあるんですね。
遣りさえすればよいとか、いつでもよいとか、そういうわけにはいかないんです。
6月下旬になると、カミキリムシがでてきますから、
その前に根回りを綺麗に草取りしておく必要があります。
7月カミキリムシの活動が活発になります。
中からも発生し、外からも飛来してくるわけで、
草取りしてあれば、その動きが見つけやすくなるわけです。
発生しだせば防虫剤の基幹に塗布して防ぎますが、その基幹塗布もしやすくなるわけです。
なんたってカミキリムシの加害は、みかんの木が枯らされる一番の原因です。
他の病気なら、翌年には手当てして回復することも可能ですが、
カミキリムシの場合は、枝先に下からの養分が送れなくなり、木は枯れてしまいます。
みかん栽培にとってカミキリムシは天敵ですね。
むかしは、子どもたちがカミキリムシを捕まえると、農家はお礼をしていたそうです。
子どもたちのアルバイトになっていたとのこと。
いまのみかん園は、もっぱら高齢者が広い畑を手入れしてますから、そんな光景はありえません。
それに今の子どもたちは、とても忙しくてそれどころじゃない。
でも、もしも来てくれたとすれば、私などは喜んで御礼するんですがね。
まぁ、そのためには、6月上旬までに、みかんの木の根回りを綺麗に、草刈り・草取りをしてかなければならないということです。
根回りの草刈りと、お茶の木の整姿が、まさにそのタイミングですすみつつあること、
これは、いつに援農に来てくれた人たちのたまものなんですね。農家だけでは、少ない労力で、高齢化の中で、不可能になりつつあると思います。
また、この6月の時期は、梅のシーズンでもあります。
今年は、産地の曽我の梅ですが、裏年と気候不順がかさなって、全体として不作だそうです。
そうであれば、なおのこと貴重な梅の収穫です。
これも肥大化した実をそのタイミングで収獲しないと、実が小さかったり、ないしせっかくの梅が落下しちゃったりしますから。
今が、その収穫の大事な時に入っているわけです。
だいたい農作業というのは、人間の勝手な都合から出発するわけにはいかないじゃないですか。
自然に人がうまく合わせれるかどうかが、そこが農家の技の、腕の勝負どこなんですね。
同時にまた、そうした生きた農環境をつくるには、社会のあり方を改善しないといけない。
今の政治のように、安い農産物をどんどん外国から輸入して、国内農家を・食糧自給を衰退させる道をすすむところとなってます。後継者が失望し、畑からいなくなっている。今さえ何とかなってれば、農家状況なんてどうでもよいといった農政です、バカな話ですが、
これが今の現実の政治です。
農家は、自然だけを相手にしているだけじゃ、絶対にダメだということです。
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