太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2017.05.20
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アジアの医療向上に尽力してきた岩村昇さんは、
ネパールのある村で一人の老女が倒れているのに出会った。
早く病院に連れて帰りたいと思っていたとき、
ちょうど通りかかった若い運搬人が彼女を三日間担ぎ、
三つの山を越して岩村さんらが基地にしている病院まで運んでくれた。

労賃を倍はずんでお礼をしようと財布を出したところ、
ボロボロの服を着た運搬人に
「ドクター、馬鹿にしてくれるな。

金儲けをしようとしてこのおばあさんを運んでのではない」と叱られた。

「では何のために」と聞くと、
「共に生きるために。
生きるとは、弱き者と分かち合うことだ。
だってドクター、おれは若い。
おばあさんは歳をとっている。
おれは健康で体力が余っている。
おばあさんは病気で体力をなくしている。
おれに余っている若さと体力を、
それをさくしているおばあさんに、
長い一生の旅路のほんの三日間、おすそわけしただけだ」と答え、


共生とか弱者との分かち合いということがよく言われるが、
何も特別なことや難しいことではなく、
この若者のような気持ちを誰もが持つことです。





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最終更新日  2017.05.20 04:46:43
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