太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2017.06.07
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「利益の善巧をめぐらすなり」
(人々に利益となるような手立てを巡らすこと)と言い、
「利行は一法なり、あまねく自他を利するなり」とも述べています。

また、
「報謝をもとめず、ただひとへに利行にもよほさるるなり」と述べているように、
自分への報いは求めないで一方的に他者を利する行いとされています。

諺でいう「情けは人のためならず」とよく似ているが、
他者を一方的に利するという行為(修行)が、

「自を利すること」に他ならないと教えます。

曹洞宗の『修証義』には、
「愚人謂わくは利他を先とせば自らの利省れぬべし。
利行は一法なり普ねく自他を利するなり」とあります。

算数では、例えば、相手にお金を与えれば自分のお金が減ってしまいます。
だから、愚かな人は、
相手の利益(物質的なものばかりではなく精神的な要素も含む)を先にすれば、
自分の利益が減ってしまい損をすると考えがちです。

ところが、実は、
相手のためになることをすれば、
自分の心が貧しくなるどころか喜びを感じ豊かにするという諭しです。

生きがいをうみ、充実感をもたらすというわけです。





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最終更新日  2017.06.07 03:47:29
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