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周りの人に嫌われまいとして、他人が自分をどう見ているかをとても気にする若者が多い。そのせいか、近頃、人に好かれることをテーマにした本がよく目につきます。
確かに、良い人間関係を築く上において好かれることは大切です。
だが、この頃の風潮は少し違う気がします。
好きな理由に、
などということが挙げられるが、本来はそんな一元的なものであるはずがありません。
美女と野獣ではないが、知的で品が良く、非の打ち所のない美人と、我が儘で口が悪く、外見もさえない男のカップルがいると、「あんな男のどこがいいの。彼女にもったいない」と他人は不思議がります。
でも、二人が一緒にいるのは好きだからです。
優しいから、気が利くから、協調性があるから、明るいから好きなんていうのは、本質
的な理由にはなり得ない。そういう人が多くの人に好かれるのは、それが現代の社会では都合がいいからかもしれない、と斎藤茂太さんも仰っています。
好かれることを目的に努力するとは、他人に迎合することであり、自分がなくなっていくということです。
それも不特定多数に好かれようとすれば、ますます自分がなくなってゆきます。
そんなことで、自分自身が本当に気持ちよく過ごせるでしょうか?
本来、周りの人皆に好かれるというのは、かなり不自然なことです。
取り繕ったり背伸びなどせずに、素直に自分らしい生き方をし、自分なりの考え方や物の見方を持っていたら、ある人には好かれ、ある人からは嫌われるのが自然です。
自分を殺して人と合わせ、嫌なことがあってもひたすら我慢に我慢を重ね、何でも「ハイ、ハイ」と逆らわず、右を向けと言ったら右を向くのでは、友人ではなく家来や奴隷と同じです。そこまでやっても、今度は「自分がない」と批判する人は必ず現れます。
自分の価値は、人に決めてもらうものではなく、あくまでも自分自身で決めるものです。
人目など気にせずに、思った通りに生き(人に迷惑をかけたり、不快にしない範囲で)、そんな自分自身を好きになることです。
万人には好かれなくとも、そんなあなたを一人でも良いから心から理解し好きになってくれる人がいる方がうんと幸せだと思いませんか?
終わりに 2018.04.21
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