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人と良い関係を維持するコツは、相手の非を見ずに、美点発見だけを心掛けることです。
ところが私たちは、とかく美点よりも相手の欠点に目が行きがちです。
他人を褒めるよりも、他人の過失や失敗、欠点などをあげつらい、悪口を言ったり、非難したり、噂して回ったりすることの方が多く、それで留飲をさげているものです。
テレビや週刊誌を見ればわかるように、私たち凡人はどうも他人の欠点や過ちに興味を持ちすぎるきらいがあります。人の過ちや欠点を知ったところで、何の足しにもならないのに興味津々です。
そんなときの自分の心の奥底をのぞいてみると、相手を見下そうとする奢った気持ちや自己を誇ろうとする傲慢な気持ち、有名人や成功者が失敗することで普段の溜飲を下げようとする嫌らしい気持ちなど、己のドロドロした心が見え隠れするはずです。
鎌倉時代の明恵上人は、「人の過ちを言うほどの者は、我が身に徳のなきおりのことなり」と、自分自身が空ろだから他人の過失が面白いのだと喝破しています。
どんな人でも、よく見れば必ず自分の及ばないすばらしいところがあるはずです。他人
に対する温かい気持ちを持って、他人の美点発見に取り組むことです。
ある倦怠期の旦那さんが、「奥さんの良いところを100書き出して、誕生日にプレゼントしてご覧なさい」と先輩から言われて実行することになった。
妻や夫、親や子供、彼女や彼氏、ある人の美点を100個見つけようと思うと、なまじっかのことでは不可能です。
「笑顔がいい」「返事がいい」「辛抱強い」・・・、なんとか20、30見つけるだけでも大変です。いつも相手に関心を持って、見つめ続けていなければなりません。この人も、3年かかったといいます。
そうやっていると、相手の心も読めてくるようになります。
100個書き出すことよりも、相手に関心を抱いて見つめ続けるという行為に意義があるのです。
関心は愛の根源です。そんな気持ちが伝わらないはずがありません。
愛されたかったら、まずこちらから相手を愛することです。それには、美点凝視が最も効果的です。
相手を自分好みに変えさせようとするのは、愛ではなくエゴでしかありません。真の愛とは、相手に変わることを要求せず、相手のありのままを受け入れることです。
もし苦手な人や嫌いな人がいたら、会う前に相手の良いところを思い出し、「あなた好きよ」と心の中でそっと呟いてみませんか?
きっと、良い関係が芽生えるはずです。
終わりに 2018.04.21
番外編 終わり良ければ総て良し 2018.04.20
番外編 終わり良ければ総て良し 2018.04.19