太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2018.02.10
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 目に見えない大きな力を感じるとき

   オリンピックなどで活躍した世界一流の選手たちが食事を共にしたとき、「いや~、あの時の演技は、自分がやったのではなく、神か仏か、自分を超えた力が後押ししてくれたとしか感じられなかった。本当にいい演技ができたとき、高得点がでたときというのは、そういうものじゃないのかな」と一人が言うと、全員がその通りだと肯いたそうです。


 この話ではないが、何事も、人間独りの力でなし得ることなど程々のことでしかなく、本当に素晴らしい成果というものは、何か目には見えない力が背後から後押しをしていてくれるという感覚がなくてはできないものかもしれません。


 自分で一生懸命に努力することは欠かせないが、自分以外の他者が自分という存在を支えてくれていると謙虚に受け止めることも大切だと思います。


 何事も上手くいくか否かは【能力×努力×運】で決まり、運が九割という人もいます。
では能力や努力はいらないかというとそうではなく、目の前に巡ってきた運を確実に生かすためには、目の前のことに一生懸命に取り組み実力を蓄えておくことが必要です。


 「人の行くつくところは、やはり他力という感覚かもしれませんね」と瀬戸内寂聴さんも言われるが、運とは多くは人の縁から生まれます。運には、人の縁から生まれる他力を、どれだけ生かすことができるかという側面もあると思います。


 仕事に一途なあまり正論を吐いて誰とでも衝突し、『ケンカ鳥』とあだ名を付けられていた佐藤さんが心筋梗塞で倒れた。幸いにも手術はうまくいったが、医者から「あなたの心臓は40%程度しか機能していない」と言われた。


 それでも仕事が最優先だった佐藤さんは直ぐに仕事に復帰したが、病を抱えているので以前のようにはなかなかいきません。

そんなある日、「そうか、心臓が40%機能しているということは、考え方が40%合えばOKということと同じだ。100%合う必要はないのだ」と気づきました。


 すると、ケンカ鳥の頃は、自分の持っている力の3、40%くらいしか使っておらず、残りは他人とのぶつかり合いに使っていたように思えてきました。


 相手に心から合わせられるようになってからは、相手の力を分けてもらっているおかげで、自分の力を200%にも300%にも発揮できるのだと実感するようになった。

 同時に、人の話もじっくりと聞くことができるようにもなった。
 すると不思議なことに、たいていの問題は話を聞くだけで解決してしまうことも体験したとのことです。






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最終更新日  2018.02.10 04:39:47
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