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共通理解を深めるために
共通理解ほど難しいことはなく、「聞いたことの10%、見たことの20%」しか伝わらず、最大でも情報の25%程度しか伝わらない」といいます。
ですから、まず自分の頭の中のイメージを具体的にクリアーにし、イメージ間のつながりや関係が整合性がとれるように、それらを論理的に組み立てることが大切です。
いくら会話を重ねても、次のような状態では、内容が正確に伝わるはずがありません。
・相手の話を理解できない(関連づけが大切)
文章や話において、部分間に関連がつかない状態が「わからない」
部分間に関連がついた状態が「わかった」
その関連性が以前より緊密なものになった状態が「よりわかった」
・曲解する
例えば、「情けは人のためならず」を、「人に掛けた情けは、自分にはね返ってくるから、人には情けを掛けなさい」と言ったつもりが、「情けは相手のためにならないから、人にはなさけをかけるものではない」(今の若い人には多い)というように受け取る。
・聞き落とす 興味のないことは耳に入らない(馬耳東風)
コミュニケーションの真髄は、相手志向に徹して、「難しいことを易しく(小学五年生でも分かるように)、易しいことを面白く」に行き着くように思います。
情報は一方的に自分の思いや考えを「伝える」という自分思考ではなく、「相手の受信を助ける」といった相手志向が大切です。
昔から「話し上手は聞き上手」というが、それは聞くことによって相手を理解し、相手に合わせて話が出来るようになるからです。
だから、訊く力(質問力)がとても大切です。
コミュニケーションの第一歩は、相手の話を良く聴くことから始まります。 それも、気持ちよく相手に話させることです。
ユダヤ人の諺に「愚者は自分の話をし、賢者は質問をする」という言葉があります。
あなたに相談をするのは、アドバイスをして欲しいのではなく、話を聞いて欲しいからです。にこやかに相槌を打ちながら耳を傾け、ときには相手の言った言葉をオウム返しするだけでいいのです。
聴けば、相手から情報や知恵を引き出すことも多く、聞き上手の方は得るものも大きいものです。相手を良く知ることができれば、相手に合わせて説得するのも簡単です。
また、誰でも、「自分のこと」に一番関心があります。
だから、自分の関心ごとに付き合ってくれる聞き上手な人には好意を持ちます。 好意を持てば、自ずと説得力も高まります。
そして、「私の話を聴いてくれたから、今度は聴いてあげなければ」という返報性も高まり、身を入れて聴いてくれるので、自ずと説得率も高まります。
相手の話を正確に聞く(目的・意図・気持ちなどを含め)には、想像力を養うことです。
(聴く力を高めるには、本を読み要約する訓練が効果的です。五百~千字程度に要約する癖を付けるとか、複雑な話しなら体系図を書いたり頭に描くと聴く力が高まります。
何事も成果は「対策×実行度×やる気」で決まるが、人は一方的に指示されたことにはやる気も出ず、従って実行度も上がりません。いかに相手にやる気を出させる話し方ができるかが決め手です。
それには、相手の自主性を促す話し方をしながら、うまく自分のペースに持ちこみ、自分の思った結論に落ち着かせることです。
それはスキルと言うよりは、人に対する気遣いや明るさという人間性が問われます。
そんな親や上司なら、自然と話しやすい空気も漂っているだろうし、嫌なことでも素直に聞いてしまいそうな感じがするかもしれません。
まず、相手をいらつかせないことが大切です。
あなたは、どんなときにいらつきますか?
・聞き取れない(声が小さい、早口)
・話が長い(情報過多)または極端に短い(情報不足)
・自分の言いたいことだけを話す(政治家に多い)
・こちらの質問の意図に応じた返答がない(政府答弁に多い)・・・
コミュニケーションにおいて、貴方は次の三つのどのタイプですか?
自分の意見を上手に伝えられず、「NO」とはっきり断ることもできずに、飲み込んで我慢してしまうタイプで、ストレスを溜め込みやすい。
面と向かって自分の感情をストレートに出し、相手を攻撃するタイプです。人間関係のトラブルも多く、相手側にストレスを溜めている人も多いはずです。
③相手を尊重し、自分の意見もしっかり言えるタイプ
相手の立場を尊重して相手の言い分も受け入れつつ、自分の考えもしっかり主張するという「Win-Win」のコミュニケーションをとれるタイプです。
お互いに我慢しなくてよいので人間関係のストレスも少なく、理想的なタイプです。
次のような点に留意するといいでしょう。
・話の腰を折らず、最後まで聞いてから自分の意見を伝える。
相手にあわせて話をし、独りよがりな説明をしないことが大切です。
・事実を具体的かつ正確に、迅速に伝える。
自分の意見を分かってもらいたいときには、誰の目にも明らかな事実=具体的な数字やデータを使った資料が強い味方になってくれ、人間関係を悪化させずにすみます。
・事実に基づいて広く深く理由を体系的に組み上げ、提案をまとめる。
相手の言うことに納得ができない場合でも、「ここをこうするともっと良くなると思うのですが、いかがですか?」などと相手に提案する形をとると上手く行きます。 相手の欠点を指摘するだけでは、感情的になってきて、仕事も前へ進みません。
・摩擦を起こさないためには、クッション言葉を巧く使う。
「言いにくいのですが」、「恐縮ですが」、「申し訳ございませんが」といったクッション言葉を頭につける。
言いにくいことをオブラートに包むのも良いが、包み過ぎると「結局、なにが言いたいの?」となります。とくに仕事上のコミュニケーションでは、具体手に事実をストレートに伝えたほうが、永い目で見れば人間関係もうまくいきます。
終わりに 2018.04.21
番外編 終わり良ければ総て良し 2018.04.20
番外編 終わり良ければ総て良し 2018.04.19